大阪府・吉村知事が定例会見9月15日(全文3)感染しない飲食の場を増やすのが府の方針
大阪府の吉村洋文知事は15日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「宿泊療養所の中に臨時診療所を併設」大阪府・吉村知事が定例会見(2021年9月15日)」に対応しております。 【動画】「宿泊療養所の中に臨時診療所を併設」大阪府・吉村知事が定例会見(2021年9月15日) ◇ ◇
感染状況は改善している要因をどう分析する?
読売新聞:読売新聞の太田です。冒頭の感染状況に関してちょっとお伺いしたいんですけども、第5波はあれですね、アルファ株より感染力の強いデルタ株による感染拡大だったと思いますけども、春の第4波のときのような大規模商業施設の休業要請だったりとか、イベントの無観客開催はしないで、感染状況は改善していると思うんですけれども、この要因について知事はどのように分析してらっしゃいますでしょうか。 吉村:ここが非常に、僕も専門家に聞きたいぐらいですけれども、まず1つあるのはやはり府民の皆さん、事業者の皆さんの、お1人お1人の感染対策が徹底されているということが間違いなくあると思っています。 じゃあそれがなんで起きたかというところですけれども、1つはやはりオリンピック終了後、首都圏で非常に感染が急拡大して、病床も非常に極めて厳しい状況になっているというような報道も日々連発されていましたので、やはり感染対策をやらなきゃいけないよと。この第5波のデルタ株というのは、非常に感染拡大が強いよっていうことを、より多くの府民の皆さん、市民の皆さんがリスクを受け止めていただいて、感染対策を強めたということが1つだと思います。だから、報道による効果というのは僕はあるというふうに思っています。
お盆時期の人の移動によって感染が増えた
2つ目が、やっぱり増えている感染の時期を見ても、お盆の前後が一番感染者が増えて、そのあと下がってきています。ですので、お盆の前後に人がかなり移動して、首都圏から関西圏に移動もし、また、大阪圏からほかに移動したところもあると思いますが、お盆の時期の、今までにはない人の移動によって、やはりそこで一番多く感染が増えたと。 ただ、そのあとお盆休みが終わりますから、感染の原因となる大きな人の移動が大きく減ったということも、やっぱり減少につながってきているんだと思います。それぞれの人の行動範囲の中で、自分がうつす範囲の人が非常に少なくなったと。あるいはうつす人に対してはもううつしたというような状況もあるんではないかと思います。このお盆の時期の、日本全国で人が大きく動いた時期が、お盆休みの時期が過ぎて、そして感染の機会が減ったというのが、もう1つ考えられる原因だろうと思っています。 あとはもう緊急事態宣言、効果ないないといわれながらもやはり人流は30%ぐらい、夜間は減っているのは事実なので、これも1つの原因だと思います。あと、ワクチンも1つの理由としてあるんだと思いますが、先ほど申し上げたとおり、ワクチンがあまり行き届いていない20代、30代が大きく減っているので、ワクチンも一定効果はあると思いますが、それだけでこれだけ減ったものではないだろうと思っています。 なので、あとはもう、僕が考えられるのはその辺りで、もう本当に専門家に少し検討もしてもらいたいと思います。人間の行動とは別のウイルス側の事情というのもあるかもしれませんが、ただここはちょっと僕は分からないので、専門家でもないし分からないので、確かになんでこれだけ大きく減るんだろうかっていうのが、先ほど僕が申し上げた幾つかの人流抑制の要因であったり、感染が広がりやすい機会の抑制であったり、府民の皆さん、事業者の皆さんの感染対策の徹底、医療が極めて厳しいという報道がなされたことでの、お1人お1人の少しずつの感染対策の徹底、これが減少傾向の一要因になっていることは間違いないと思います。 ただ、それが全ての要因かどうかっていうのは、確かにこれだけ大きく感染【急拡大 00:52:51】していることを見ると、ちょっと説明が、それだけで完了というのもちょっと違うのかなと思うので、ここは本来であれば、これこそ専門家に僕は分析してもらいたいと思います。ひょっとしたらウイルス側の事情があるのかもしれません。