全米メディアから大谷翔平の3試合連続14号に早くもMVPの声「可能性?もちろんイエスだ!」「投打結果に歴史的偉業」
エンゼルスの大谷翔平(26)は18日(日本時間19日)に本拠地アナハイムで行われたインディアンス戦に「2番・DH」で出場し、1回一死から長身のザック・プリーサック(26)が投じた151キロのストレートを捉えバックスクリーンに14号ソロを放った。打った後に悠然と歩いて打球を見送った特大の1発は、3年ぶりの3試合連続弾。大谷は第2打席でもセンター前ヒットをマークした。試合は5―6で敗れたが、大谷の止まらない勢いに全米メディアは沸騰した。 連日、大きな扱いをしているのがMLB公式サイトだ。 「大谷がMLB(の本塁打争い)トップの14号を打つ(そして、それを楽しむ)」との見出しを取り、「大谷が今やっていることは野球界の誰もがやっていないこと。エンゼルスの二刀流スターはMLB(本塁打争い)トップの14号を打ち、アメリカンリーグMVPへの論拠を高めている」と伝えた。 記事は「大谷は3試合連続、そして5試合で4本目となる本塁打を1回にプリーサックから放った。時速111.9マイル(約180キロ)でセンターへ向けて真っすぐ440フィート(約134メートル)飛ばした。大谷はその打球の行方を一塁線上を歩きながら見つめていた」と本塁打シーンを再現。打たれたプリーサックの「彼はスーパースターだ。投球はボール半分、上で少し高めだった。(人々は)昨日、胸の高さのボールに対して彼が何をしたかを見ただろう。そして今、彼はそこより低いボールを捉えて、センターフィールドの先へ飛ばした。彼は特別な才能を持っている。彼を称賛するよ」というコメントを紹介した。 同メディアは「トラウトが長期間離脱することになったが、大谷がアリーグで3度MVPの(トラウトの)空白を埋めることを期待される」とし、大谷の打点がチームトップの33となりOPSが.956となったことを伝え、ジョー・マドン監督のコメントを掲載した。 「シュウヘイは打席とマウンドの両方でプレーすることの重要性を理解しているし、それを望んでいる。それがこの男の美しさだ。私は彼を信じているし、彼は、自分のやりたいこと(二刀流)を正確に行う機会を得ている。私たちは彼をうまくプレーさせるため、彼と話して彼の希望を受けいれている」 大谷は今日20日に先発マウンドに立つが、二刀流で打席に立たせるかどうかは決めていないという。 MLB公式サイトはさらに「エンゼルスのスーパースターはノーラン・アレナド(カージナルスの主砲)のように打ち、トレバー・バウアー(ドジャースのエース)のように打者から三振を奪う」と記して、大谷のシーズンMVPの可能性について特集した。