名古屋市・河村市長が定例会見9月27日(全文2)ちょっと時間掛かってることは事実
ポイントバックがすぐできなかったことへのコメントを
朝日新聞:朝日新聞、関ですが、ポイントバックの件、もう1回、すいません。市長、来年度から【*****00:35:20】というお話は、私も取材でそう聞いておりまして、もちろん制度設計が難しい話ですので時間が掛かると思うんですけれども、これ、市長選挙で市長が追加公約された制度でして、当時ですよ、コロナ下の選挙でして、商店の方々への支援は待ったなしだという議論だったと思うんですね。で、1年掛かってしまってること、すぐにできなかったことについてコメントをお願いします。 河村:やっぱりこれは、どういう仕組みでやるかということは、それもなるべく商店がそこへ加入するのにお金が掛からないように、すなわちキャッシュバックのシステムに参加していただけるように考えるということには、やっぱり。それで、今までどおりやりゃほんでええんですけど、よそもやっとるから、こんだけの大きい規模じゃないですけど、やっとるとこはありますけど、そういう行政さんもいますんで。だけどそういう考え方ではないと、名古屋の場合は。経済力がですね。名古屋オリジナルというようなもんで。特に商店が加入しやすいように、すなわち市民の皆さんが消費に回しやすいようにいうふうに考えていきましょうというもんで、それは、それができりゃ一番ええよということで時間が掛かっておるいうことです。
税の流出じゃないかという指摘もあるが
朝日新聞:選挙の時に、すぐにでもポイントがもらいたいというような人も市長に投票したのかもしれません。そういった方に、この1年間待たせてしまったことへのコメントをお願いします。 河村:それはそんだけ丁寧な仕組みで規模も大きいですから、失敗のないように、で、実際に経済効果が上がるようにですね。経済効果が上がるいうことは、ぱっと言えば、加入する商店数が多くなるようにということです、これが。そういう仕組みを考えておりますんで、しばらくお時間をいただきたいということです。 朝日新聞:今回、この制度が難しいというのは、まず名古屋市内の商店でお金を使ったお店にポイントが入ることにまず限定しますと。まずこれは大変ですよね。で、もう1個大きなところが、市内の方が買い物をした場合に、市民じゃない方にポイントがいってしまう可能性があると。これは税の流出じゃないかという指摘がありまして。この辺り、どういった制度を今、目指してるんでしょうか。 河村:経済効果があれば、それは大きいことなんで、経済の場合、そこで、そんな名古屋市のところでフェンスをつくるわけにいきませんので、それは名古屋で買い物をしていただければ、名古屋の商店を通じてパートのお母ちゃんの雇用につながっていって子供さんの福祉にもつながってくということで、僕はええんじゃないかと思いますね。 朝日新聞:そうなると、市外の方も使えるとなると、ポイント還元の、非常に詳しい方が非常に先取りしてポイントを持っていってしまうんじゃないかという懸念もあるんですよね。それを防ぐ方法というのも考えなきゃならないと思うんです。その辺り議論されていますか。 河村:その辺もしておりますね。どう言っとったかな。例えば、だけど2万円までですからね。2万円までですから。8Kテレビは2万円では買えんと思いますので、これはええんじゃないかと思いますけど、私は、一応。だけどもっと多くても、私は経済学の立場から言えば、やっぱりみんなでやらないかんです、オールジャパンで、こういう考え方で。それと消費税廃止になりますので、一切。 朝日新聞:市長の考えですと、市民以外にもポイントが付与されても、それは、経済効果はあるとは思うんですけれども、一方、議会のほうでは、それじゃいかんだろうという話も出ると思うんですね。この辺りが今後、課題となると思います。 河村:その辺は議論していくことでしょう。 朝日新聞:はい、以上です。