栄養士が指南! 50歳を過ぎてから断続的断食を実践する方法
※この記事は、海外のサイト『Prevention』で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。 食事の仕方を見直そうと思っているなら、断続的断食も検討したいところ。この食事法にはたくさんの噂があり、SNSには健康の改善からダイエットまで、断続的断食でさまざまな効果が得られたと主張する人々の話があふれている。けれど、あなたが50歳以上の女性なら、年齢的に懸念すべきことがあるのか疑問に思うのも無理はない。 念のため前置きしておくと、50歳以上で断続的断食をしてもおそらく問題はない。また栄養士によると、この方法を実践することで確実に得られるメリットもあるとのこと。でも、断続的断食は自分に適している? 断続的断食を実行するためのベストな方法とは? 栄養士の提案をご紹介。
断続的断食についておさらい
断続的断食がどのようなものかある程度は知っているかもしれないけれど、基本について復習しても無駄にはならないはず。断続的断食とは、食事ができる期間(食事ウィンドウ)と、断食を実行する期間(断食ウィンドウ)を設けるダイエット。 断続的断食に決まったスケジュールはないけれど、ほとんどの人は16:8ダイエット、5:2ダイエット、24時間断食という3つの主要な断食タイプのいずれかを実行する。16:8ダイエットは、一日のうち8時間は食事可能で、残りの16時間は断食する。たとえば、午後6時など特定の時間に食事を止め、翌朝10時など特定の時間から再び食事ができる時間枠が始まるパターンが多い。 5:2ダイエットでは、女性は1週間のうち連続しない2日間で摂取カロリーを一日500kcal未満(男性は600kcal未満)にして、週の残りは通常通りに食べる。24時間断食はより一般的ではないけれど、週に一回(または二回)24時間食事を控えるやり方。
50歳以上が断続的断食をするメリット
50歳以上で断続的断食をすると、いくつかのメリットが期待できる。 ・体重減少 これは、多くの人が断続的断食を試みる大きな理由の一つ。「断続的断食には、体重に関連したいくつかのメリットがあります」と話すのは、『ザ・リトルブック・オブ・ゲームチェンジャーズ』の著者で、登録栄養士の資格を持つジェシカ・コーディングさん。断続的断食が減量に役立つことは研究で判明していて、大きなメリットではあるけれど、摂取カロリーを減らすよりも効果的であるかどうかはまだ分かっていないという。 基本的に、断続的断食は一日に摂取するカロリーを意識的に減らす代わりに行うもの。カロリー制限に抵抗がある人は、断続的断食が減量のためのいい選択肢になるでしょう、とコーディングさんは話す。 ・インスリン感受性改善 「断続的断食は、2型糖尿病の予防に極めて重要なインスリン感受性の改善と空腹時血糖値を下げる効果が示唆されています」と話すのは、登録栄養士で「キートリー・メディカル・ニュートリション・セラピー」の共同経営者であるスコット・キートリーさん。この研究は現在も進行中でおもに男性を対象にしているけれど、間違いなく注目する価値はあるという。 ・心臓の健康を助ける 断続的断食には、体内の炎症を抑制し、心臓病のリスクを下げる効果が期待できます、とコーディングさんは話す。