「 元カレとは中で出してもできなかったからたぶん夫の子…だと!?」元彼と夫、種が曖昧な子を出産。そのまま育てる決意をした托卵妻のリアル
卵妻という言葉が浸透しつつある。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。 「ドラマの題材にも選ばれるほどですからね。托卵とはそもそもカッコウなどの鳥の習性。他の鳥の巣に卵を産み付け、その鳥に育てさせることを指します。このことから転じて、人間関係において、自分の子供ではない子を、他人に育てさせたりるという意味合いで使われているんです」。 托卵妻は主に夫以外の人との子どもを妊娠、出産した既婚女性を指す。 「托卵女子という言葉もあるそうですね。恐ろしい…と思うかもしれませんが、20年ほど前のイギリスの研究では4%が父親が夫ではないとの結果もある。真偽は不明ですが、こればかりはDNA鑑定をしないとわからない問題です」。 今回、托卵を調べるなかでとある女性に出会った。彼女はいまだにどちらの子かわからない子を育てていると話す。 -----------------------------------------------------------------------------------------------
坂東友美さん(仮名・37歳)は昨年の冬に出産をした。もうすぐ1歳になる女の子を育てている。 「3歳年上の夫とは仕事の関係で出会いました。私はグラフィックデザイナーをしていて、夫はクライアント。仕事をするなかで、徐々に関係が変化していったという感じです」。 当初は友達色が強かったそう。 「クライアントとして出会いましたが、その後は飲み友達として過ごしていました。ところがあるとき、終電を逃してうちに来る?みたいな話になって…。そのときは結局タクシーで帰りましたが、ここが転機でしたね。徐々にふたりのなかで変化が生まれました」。 付き合う?付き合わない?そんなことを繰り返していた頃、妊娠が発覚する。 「避妊してなかったんかい!?と言われそうですけど、ま大人ですし。何かあれば対処できるお金もありましたから。同時に心のどこかで結婚もありかなと思ってたことも事実です」。 しかしひとつだけ問題があったと話す。 「実はこのとき、偶然元カレを1度家に泊めたことがあったんです。地方に転勤して別れた人だったんですけど、ちょうど東京に出張で来たとかで。夫とは付き合っているかどうかの意思確認をきちんとしていなかったこともあって、思わず…」。 これまでにも性に奔放なところがあったのだろうか? 「いえいえ。全然、仕事ばっかりしてきたんで。でもなんとなく重なっちゃったんですよね…」。 大きな決断を迫られた友美さん。