【空から撮った鉄道】ちょっと前の大手私鉄 懐かしの「小田急顔」と「ロマンスカー」
正面からは判別が難しかった通勤車
海老名車両基地に留置中の5000形。クリームボディにブルーのラインは長らく小田急の通勤車のイメージカラーだったが、現在は8000形のみ見られる。この頃は5000形の手前の建物に3000形「SSE」が保管されていた(2009年10月23日、吉永陽一撮影)。
小田急電鉄の車両と聞くと、通勤形で思い浮かべるのは白い車体に太く青いストライプ、額に前照灯が2灯で、額も若干広め。若干貫通扉には手摺りがついて縦書きの方向幕があり、ワイドボディのため裾が絞られている。そんな姿です。 文章にするとイメージしにくいですが、何十年も前から小田急電鉄を知っていると、「ああ、あの顔つきか」と思い浮かべます。いつしか、鉄道ファンの間で「小田急顔」と呼ばれました。
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吉永陽一(写真作家)