追記:第56回マカオモーターサイクルグランプリ決勝は雨によりキャンセル。他レースは天候改善を待つ
11月17日の最終日を迎えた第71回マカオグランプリは、早朝からこの週末最大規模の雨に見舞われ、2輪車による『第56回マカオモーターサイクルグランプリ』の決勝キャンセルが、レースディレクターより公示された。 【写真】週末最大の荒天に見舞われた第71回マカオグランプリ最終日 17日は曇天予報だったものの、現地時間6時のコースクローズド前後から、マカオ市街地のギア・サーキットはこの週末で最も強い雨に見舞われた。 そのため、スケジュール変更により17日8時から行われる予定だった2輪車による『第56回マカオモーターサイクルグランプリ』の12周の決勝は第56回大会規定の第4.5条に従いキャンセルとなることが、午前7時32分にレースディレクターからライダー&エントラントに公示された。 また同第42.4条により、予選上位3名のライダーに対し、トロフィーが授与されることが決定。また、予選最速ライダーに対しベストラップ賞が授与されることとなった。 これにより、ポールポジションを獲得したデイビー・トッド(FHO RACING BMW MOTORRAD)を含む3名にトロフォーが贈られた。 モーターサイクルグランプリ決勝中止の後、現地時間9時25分から開始されたトヨタ86とスバルBRZによる『マカオロードスポーツ(マカオ特別行政区成立記念カップ)』はセーフティカー(SC)スタートに。ただ、SCラン中のホームストレートでクラッシュする車両が出るなど、路面、視界ともに困難な状況が続いた。 マカオロードスポーツ(マカオ特別行政区成立記念カップ)は残り5周でSC解除となったが、その直後にターン2で1台がクラッシュ。さらにターン6では接触によりスピンを喫する車両も現れ、レースは9時50分に赤旗提示、9時51分にレースは赤旗のまま再開せずに終了となることがアナウンスされた。 最終日を迎えた第71回マカオグランプリでは、この後ギアレース/FIA TCRワールドツアー決勝レース2、FIA GTワールドカップ決勝、グレーターベイエリアGTカップ(GT4)決勝、そしてFIA FRワールドカップ決勝が予定されているが、引き続き強い雨が降り注いでおり、今後もスケジュール変更の可能性は大いにあるだろう。 追記:現地時間11時30分よりFIA自動車連盟によるプレスカンファレンスが行われ、FIA安全責任者のジャン・タオ、サーキット・スポーツ・ディレクター補佐のスチュアート・マレーが登壇。 天候の悪化のため、コンディション改善を待つとし、ギアレース/FIA TCRワールドツアー決勝レース2を含むこの後のプログラム延期が発表された。 追記2:その後、FIA GTワールドカップ決勝が予定時刻より15分早めにSC先導でレース開始を迎えた。ギアレース/FIA TCRワールドツアー決勝レース2に関しては、FIA GTワールドカップ決勝終了直後、SC先導によりパドックゲート出口から即時スタート(ダミーグリッドなし)を迎えることが現地時間11時53分にアナウンスされた。 [オートスポーツweb 2024年11月17日]