5~11歳接種「集団接種会場の設置を検討したい」大阪・吉村知事会見8月10日(全文3)
5~11歳に特化した集団接種会場を考えているのか
毎日新聞:分かりました。もう1点すいません。先ほどの読売新聞さんの質問で、5歳から11歳のワクチン接種についてですけれども、今後、努力義務ということで、集団接種会場のことも検討もしていきたいというような趣旨のご発言されてましたけど、これはこの対象、5から11のこの年代に特化した何か集団接種会場になるのか、あるいは府の会場になるのかとか、こういう小児向けの特性みたいなのを踏まえた場所みたいなのをなんか検討されるのかとか、現段階で何かお考えあればお願いします。 吉村:これは努力義務にもなります。まずやはり、市町村がワクチン接種については主体事業になりますので、市町村に対しての働き掛けというのを積極的にしていきたいと思います。これまではほぼ市町村に働き掛けはしていません。これはやっぱり若い、5歳から11歳で努力義務でもないというところからスタートした中で、さまざまな意見がありました。保護者の方の最後、判断に委ねるということをして、府として接種勧奨を積極的にやっていませんでしたし、市町村もやってるとこはほとんどないと思います。 ただこれは努力義務になると接種勧奨していくということになると思いますので、まずは事業主体である市町村において、ぜひ接種率も当然今、低い状態にある中で学校も始まっていくわけですから、できるだけ、個別接種もそうですけれども、集団接種会場も含めたようなさまざまな接種の受けやすい体制っていうのができないものかというようなものを市町村に働き掛けをしていきたいと思います。これは全ての市町村がやるかやらないかはもう市町村の判断ですけれども、だからまだ分からないところはありますが、そういった働き掛けはしていきたいと思っています。
市町村に接種機会増やすよう要請したい
また接種券についても希望者だけに配布するというようなところがあります。これやるとほとんどのところがもう積極的に希望する数っていうのは圧倒的に少ないわけですから、接種券がそもそも来てない人も多くいると。そういったところについては努力義務になるわけですから、これはもう接種券を配布してくださいというようなこともお願いしていく。ただ、ここもそれぞれの市町村長の思いがあって止めてるとこもありますから、ちょっとどうなるか分かりませんが、府としてはできるだけ、まずは市町村に接種の機会を増やすように要請をしていきたいと思います。 また併せて大阪府としてそういった集団接種会場を設置できるかどうかは検討していきたいと思います。今まで18歳以上でずっとやってきました。とりわけ大規模接種会場を大阪府はどんとつくるような形になるので、未成年については通常保護者同伴で、保護者の判断が要るということで、補完的な仕組み、大阪府は補完的な立場ですから、ワクチン接種について、補完的な立場とすればやはり大規模接種会場でこぼれるというような方を拾っていこうということで、青年に限ってやってきました。 けれども今、本当に接種率も低いという中で、努力義務ということになったのであれば、なるのであれば、まずは市町村にさまざまな接種の機会の場、これは集団接種の場も含めてお願いをしていきたいと思いますし、そこはどう市町村が判断するか、最後は市町村の判断ですけど、それをお願いしていきたいと思ってますし、大阪府としてもできることはしっかり広報、周知活動を含めてやっていきたいと、そう思います。 毎日新聞:分かりました。ありがとうございます。 司会:ご質問は。日経新聞さん。