大阪府のBA.5置き換わり90%に 10日の新規感染者数は2万3000人の見込み
大阪府の吉村洋文知事は10日午後、大阪府庁で定例会見を開き、府内の新型コロナウイルスの感染状況について、オミクロン株の派生型「BA.5」への置き換わりの検出率が90%となったと述べた。また吉村知事は、10日の大阪府の新規感染者数が2万3000人になる見込みであると発表した。 【動画】大阪府・吉村知事が定例会見(2022年8月10日)
会見で吉村知事は「大阪府内の変異株の置き換わり検出率は先週1週間で90%となっており置き換わりはほぼ完了した」と述べた。 また「変異株への置き換わりが完了すれば、感染が右肩上がりになるのではなくて、収束に向かっていくだろうと推測しています。これまでの経験上推測しています。感染者の数そのものはほぼ横ばいの状態です。ここがしばらく続く可能性はあり得るなと思っていますが、その後再拡大するよりかは減少する可能性が高いとおもっています」と話していた。
会見では報道陣から「昨日(9日)大阪府では過去2番目に多い感染者数でした。大阪府の方では高齢者の方に不要不急の外出の控えるよう呼びかけていますが、知事の呼びかけは効果があがっていると思うか」という質問があった。 それに対し、吉村知事は「最終的に行動されるかはみなさまのご判断ですが、高齢者のみなさんの行動を気をつけなければならないというメッセージにはなっていると思う。これは明らかにリスクの高い層はわかっているわけです。そういったリスクの高いみなさんは感染が広がっているので不要不急の外出を控えて頂きたいとお願いしており、一定の効果があると思っています」と述べた。