【空から撮った鉄道】関東地区では身近な国鉄型特急電車185系の点描
通勤列車での使用も想定した特急形電車
当時の田町車両センターに憩う185系。185系は湘南色のブロック塗装で東海道本線の普通列車は211系が主流のころ。京浜東北線は209系が使用されていた(2008年7月15日、吉永陽一撮影)。
JRとなってからもう30年が過ぎ、国鉄型と言われた車両は次々と鬼籍に入っていきました。とくに関東地区の通勤形・近郊形の国鉄型車両はこの10年で淘汰され、「E」の符号が形式につけられる新型車両に置き換わっています。 しかし2021年3月のダイヤ改正まで、特急「踊り子号」は185系が使用されていました。185系は国鉄が通勤と特急の双方に使用するべく設計し、1981(昭和56)年にデビューした直流特急電車で、当時としては斬新なグリーンストライプのカラーリング。側窓は開閉式、ドアは普通列車で使用することを考慮して広くなりました。
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吉永陽一(写真作家)