合流新党「立憲民主党」 枝野新代表が会見(全文2完)外交・安保は選択肢を多く持つべき
旧立憲民主党立ち上げ時と今回の代表選の違いは
西日本新聞:西日本新聞社の川口と申します。2点お伺いします。3年前、民進党の代表選からこの党、旧立憲民主党を立ち上げるまでの流れと、今回の代表選を比べて、どのような違いがあったと振り返られるか。 2点目ですが、新党ということですが、結果的には立憲民主党の枝野代表ということで、有権者にはなかなかこれまでとの違いが分かりにくいのかと思います。どのように違いを訴えていかれるでしょうか。 枝野:ちょっと前者については比べる性質のものじゃない、比べようもないものだというふうに思いますけど、比べて考えたことはありません。後者については、綱領も新しくなっているわけですし、率直に申し上げて、私が例えば新党だからとか、目先が変わったからといって、国民の皆さんが支持していただけるような、そんな生ぬるい状況はとっくの昔に終わってると。私自身が日本新党で初当選して、いわゆる新党ブームの時代に初当選させていただいただけに、新しいから応援してみようとか、目先変わったから応援してみようだなんて、そんなことは有権者はほとんど考えてないと思っています。 むしろ新しく生まれ変わった形の立憲民主党が、さまざまな経緯で力を持っている多くの仲間と共に新しく出発することで、どういう内実を持っているのか、中身を持っているのか、そのことが問われるんだというふうに思っています。
国会戦略をどう融合していくのか
北海道新聞:北海道新聞の【ブン 00:27:39】です。よろしくお願いします。国会戦略や政権とどう対峙するかという点で1点だけ質問させていただきます。立憲民主党は追求型であったり対決型で、国民民主党は提案型とよく語られることもあると思うんですけれども、それは合流新党の代表として、そういう異なる政党の政権との向き合い方であったり、国会戦略をどのように融合していくか、どういうふうに政権と対峙していくかというのを1つお聞かせください。 枝野:それはまったく問題ないと思ってます。なぜかといったら、この1年間、国会での活動を会派一緒にやってきて、もちろんわれわれには次の政権を目指すという意味での、われわれは政権取ったらどういうことをやるのかということを議論を通じて示していくということと、そして野党じゃなければできない行政監視という役割、2つの大きな役割を、この間バランス良くやってきた、やってきてくれたつもりですし、それを担っているメンバーも、じゃあ当時の立憲民主党籍の人間が、いわゆる行政監視のテーマばっかりやっていたのかとか、逆に国民民主党籍の方が行政監視の仕事をやってないのかとか、まったく全然関係ない、まったく一体としてその都度その都度、テーマによって役割分担をしてやっていたので、もうすでにその問題は解決されてます。