合流新党「立憲民主党」 枝野新代表が会見(全文2完)外交・安保は選択肢を多く持つべき
10年前の尖閣沖漁船衝突事件で知っていることは?
産経新聞:産経、【イチダ 00:29:04】と申します。ちょっと話題が変わりまして恐縮です。10年前の尖閣諸島沖での漁船衝突事件に関連してお伺いいたします。先日、当時外務大臣を務めていた前原誠司先生が弊社にインタビューに応じまして、逮捕された中国人船長の釈放に、菅総理の意向が強く反映されていたという趣旨の証言をされました。その後、当時官房副長官を務めていた福山先生、あと菅総理もそうなんですけれども、ご自身のTwitterで前原先生のその証言を否定するかのようなTwitterを投稿しました。当時枝野代表は民主党の幹事長ということで、党の要職を務められていたかと思うんですけれども、事実関係でご存じのことがあれば教えてほしいというのが1点。 もう1点が、立憲民主党はこれまで公文書管理など、次の時代に正しい歴史を伝えるよう、森友・加計事件もそうなんですけれども、追及してきました。そういう観点から、菅総理ですとか、当時関わった閣僚の方々に説明責任があるかと思うんですけれども、代表としてきちんと説明するよう促すような考えはありますでしょうか。 枝野:まず前半についてですけれども、外交案件ですので与党の幹事長といえども、まさに関係閣僚等、法律上の守秘義務を負ってらっしゃる方でやらないといけないテーマだという、これは当然のことだと思っていましたので、当時から大変重要な問題だという認識は持っていましたが、私のほうからお尋ねすることもしませんでしたし、当然のことながら法的守秘義務の対象でない幹事長がそうした場に呼ばれるとか説明を受けるとかいうことはありませんでしたので、私、直接知っていることはありません。 後者についてですが、当時の認識であるとかに基づいて説明をされているんだと承知をしていますし、当時の公文書は今の政府が管理しているわけですから、もし要求があれば今の政府が判断して公開されるんだと思います。