合流新党「立憲民主党」 枝野新代表が会見(全文1)自己責任から支え合う社会へ
立憲民主党・国民民主党などが合流した新党「立憲民主党」の代表に選出された枝野幸男氏が10日、記者会見を行った。 【動画】合流新党「立憲民主党」 枝野新代表が記者会見(2020年9月10日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「合流新党「立憲民主党」 枝野新代表が記者会見(2020年9月10日)」に対応しております。 ◇ ◇
ここからが新しいスタート
司会:それでは大変長らくお待たせをいたしました。枝野新代表の記者会見を始めさせていただきます。どうでしょう。冒頭いただけますでしょうか、枝野代表、ごあいさつを。 枝野:先ほど149名の、合流して一緒にこれから戦う仲間の皆さんに代表選出をいただきました。その場でも申し上げましたが、喜び以上に強い緊張と思い責任を痛感しています。ここからが新しいスタートだと思っています。仲間の力をしっかりと発揮できるよう、そして多くの暮らしの現場の声を受け止めて、それを現実に変えていく。そのために全力を挙げて前へ進んでいきたいと思っております。報道の皆さんにも引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。 司会:ありがとうございます。それでは質問を受けさせていただきます。じゃあ手あがった順にどうぞ。前のマイクをお使いください。
結果について受け止めを
NHK:すいません、NHKの佐久間です。よろしくお願いします。まず代表に就任されて、まずは代表選、そして党名投票の結果、それぞれの結果について受け止めを教えてください。そしてこの代表選期間を通じて議論が戦わされました党運営や経済対策などについて議論が戦われました。特に泉さんからは風通しの良い組織ということが強く求められたと思います。こうした論戦を踏まえて、どのような政党組織をつくり上げていきたいのかということを教えてください。 そして、そうやってつくり上げた党で日本をどのような社会にしたいのか、その理想像をあらためてお聞かせください。そしてこの理想像を持った社会で政権交代を目指していくことになると思いますが、他の野党との連携、共産党やれいわなどとの連携は選挙協力含めどうしていくのかということを教えてください。ちょっと多いんですが、よろしくお願いします。 枝野:投票の結果ということについては、評論家のように何か申し上げる立場ではありません。代表に選んでいただいたことは、重い責任を痛感するとともに、選んでいただいて大変ありがたいと思っています。党名についても私の提案した立憲民主党に多くの皆さん投票いただき、そう決まったことはうれしく思っております。 この選挙を通じて泉さんとは大変前向きな、いい議論をさせていただいたというふうに思っています。風通しの良い組織をつくっていくということは当然のことだと思っていますし、とにかく、149名に大きくなったけれども、同時に149名しかいません。国会議員だけではなくて自治体議員の皆さん、党員、パートナー、サポーター、あるいは応援をしてくれているさまざまな組織や個人の皆さん。全ての皆さんに最大の力を発揮していただけるような党運営を進めていく。そのことが私の責任だと思っています。 目指していく社会は、一言で申し上げれば選挙中にも申し上げたとおり、自助や過度な自己責任ではなくて支え合う社会をつくっていくと。自己責任から支え合う社会へと。そうした社会に向けて頑張っていきたいというふうに思っています。 それから他の政党やグループとの関係についても、今回、残念ながら、合流を呼び掛けながらご一緒できなかった皆さん、大変残念ではありますが、そうした皆さんや、これまで会派を共にしてこられた皆さん、そして立場は違うけれども国会内外で連携されてきた全ての皆さんと、こちらの構造が変わりましたので、相手もあることですから、こちらは今までどおりの連携を呼び掛けていきたいというふうに思っています。 司会:先ほど2番目に手、順番でどうぞ。