大阪府・吉村知事が定例会見10月21日(全文2)2012年以降の伸び率が高い
大阪府の吉村洋文知事は21日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府・吉村知事が定例会見(2020年10月21日)」に対応しております。 【動画】大阪府・吉村知事が定例会見(2020年10月21日) ◇ ◇
景気動向指数は全国よりも伸びている
吉村:一方で、やっぱり愛知なんかは非常に伸びてますが、これはやっぱり愛知はトヨタがありますので、製造業が伸びるところにこの実質成長率は伸びやすいという形にもやっぱりなってます。いろんな研究開発が入ってきますから。製造業が多い愛知とか、それから兵庫も高い。そういった状況ですので、大阪においては、過去の大阪の数字よりは、この10年間、10年というのはまだちょっとたってないですけども、2012年以降の伸び率が高いというふうに思っています。 それから、この実質成長率ってそういう意味で製造業とかそういったところに強みが出てくるんですけども、景気動向指数というので見れば全国よりも大幅に、全国の伸び6%、6ポイントを大幅に上回る12.5ポイントの伸びですから、そういった意味では全国よりも伸びてるし、特に過去の大阪よりも伸びてるということです。
二重行政解消に莫大な費用を掛ける必要がないのでは
横田:すいません。年度別の、過去の大阪から比べると伸びてるのはおっしゃるとおりだと思うんですが、今聞いてるのは全国の二重行政が残ってる府県と比べても成長率が低いというデータが大阪府のホームページにある資料にも載ってるので、それだったら別に二重行政を解消するために莫大な費用を掛ける必要がないんじゃないかということ、趣旨で聞いてるんですが。 吉村:いや、大阪の特性で当然見ていかなきゃなりませんので、大阪の過去のこの二重行政をやってる時代よりは今のほうが伸びてるということは、やっぱり非常に重要なことだというふうに思ってます。そしてこの二重行政をなくすと、府市一体の成長戦略を実行できる組織をすれば、僕はこれはさらに高まるというふうに思ってます。 横田:ほかの都道府県が二重行政を解消しなくても大阪以上の成長率を上げているということについてはどう。 吉村:だからそれは製造業。トヨタ。トヨタは大阪にないんです。なので製造業が強いところはどうしても、それはやっぱり伸びやすいというところはあります。だから実質成長率というのがそういう数字になってくるので、そこのポイントだけを取り上げられてますけども、ほかにもさまざま、有効求人倍率であったり失業率であったり、もともと大阪というのは数値が悪いですから、悪い数値を比較しながら見ると全国との幅が縮まったり、有効求人倍率とかもそうですし。だから全国との比較でも、より大阪は、過去の大阪よりは良くなってきてる。大阪の中にわれわれは住んでいるわけですから。過去の大阪より今の二重行政のない大阪のほうがいいでしょうというのを今進めてるということです。 横田:いや、愛知の例を挙げられましたけど、全国各地の過疎地を含む地方というか、人口が少ない、製造業もあまり盛んでないところを含めた全国平均よりもさらに大阪が下回ってると。しかも二重行政が残ってると。これはどう見ても説明ができないんじゃないかという意味で聞いてるんですが。 吉村:だからその全国平均というのは当然、関東圏も、これは首都圏ですから多くを占めると思いますし、製造業が強いところが強いという傾向が出てます。で、大阪はある意味、過去は非常に、なかなか伸びが非常に少ない状況にありましたけども、今、過去の大阪と比べて今のほうが圧倒的に伸びてるということです。 司会:すいません、そしたらほかに府政に関するご質問ある方。