ファミリーシップ制度「名古屋もスタート」名古屋・河村市長会見11月7日(全文1)※冒頭発言のみ
高校入試で人間の価値をラベリングするようなのはいかん
それが一番、今回の僕が行った、1個だけ挙げるといったら、そのやっぱり、子供さんが成績を苦にして自殺せにゃいかんという日本ね。これはやっぱりいかんと思うよ、わし、根本的に。なんか間違えとんじゃないかと。政治というか社会の在り方を、ぐらいに感じまして、今もちょっと副市長、違うほうの副市長ですけど、中田副市長にも一遍、教育長、だけじゃないですけどね、子供がやっぱり死ぬいうのは悪いけど市長の責任ですから、これは。だもんで、本当に全市的にきちっと取り組もうというふうに今、考えておるとこです。 それをやるためにもいろいろ、キャリアの、アメリカ的に言えば1日1時間、大きくなったら何になるんだと、あんた何が好きなんだと、何になりたいのかと、ほんだったら、例えば栄養のことも勉強しようとか、ちいとは頭を下げなあかんでと。それから広告はどうやってつくるんだとか、そういうようなことをずっと1年やってくわけですよ。1日1時間ですよ、これ。数学ぐらいのボリュームがあるんでないかということをやっていかないかんですけど、やっぱり高校入試があるといかんね。やっぱりありませんね、ああいうものは、高校入試は。なんだと思われるか分からんけど、先進国で一遍調べてみや。韓国も廃止しましたし、中国はありますけど、塾をやめないかんとか言ってますけどね。それから内申点。成績はメキシコでもちょっと聞いたら、いや、勉強はしとかないかん言ってましたのでやるんだけど、日本みたいなああいうおどろおどろしいもんじゃないわけですよ。人生を決定していくようなね。あんな、高校入るとこで人間の価値をランク付けてラベリングするような、ああいうのはいかん、もう、とつくづく感じましたね、やっぱり。
現地の「ナゴヤ中学」などを訪問
それから、上下水のやつはやったと。それから、これもぜひ皆さんに調査のとこで調べてますけど、ラ・ジョローナか。ラというのはtheという定冠詞ですけど、ジョローナという劇をやるんですわ。これ、3つ子供さんのとこへいきまして、1つは本当のナゴヤ中学という、名古屋の名前が付いた、姉妹都市を記念、公立中学ですよ、普通の。ありがたいことなんだね、これ、のところと。それからもう1つはコミュニティーセンターみたいなところへいきますと。これは大人もおるんですけど、ほぼ子供の人が、子供がものすごいおっていろんなことやるというところ。ちょっと日墨学院がやっとるのが正しいかどうか知りませんけど、違うかな、そういう日系の人たちがやっとる学校ですけど、そこは違いましたけど。 今言ったコミュニティーセンターと、それから向こうのナゴヤ中学で、公立中学で何をやるんだいいますと、ラ・ジョローナって、ジョローナって何かいうと、Googleに出てますから見ててもらうといいんだけど、要するに旧アステカの人がスペインの男の仁と仲良うなって子供をつくって、2人だったかな、これを海で殺しちゃうんですよ、逃げられたということで。で、その悲しみを歌ったやつですけど。発狂したわけです、お母ちゃんが。それで町を子供の名前を呼んでずっとさまよい歩く。この泣き女という、その女の仁のことをラ・ジョローナ、それをやるんですよ、これ。私だけじゃなくお客さんが来たときにですよ。向こうもきちんとしたメンバーがずらっと並んで、子供がもうだいぶおりましたね、あれ、200人ぐらいおるんじゃないか。それで2回もやったもんで私もびっくりしましたよ、これ。ちょっと日本人からすると考えられないということで。なんで、悲劇ですから、悲劇をやるということなので、今それ、その趣旨はなんだろうなということを通訳に聞いたんだけど、いや、こういうふうなってるとしか思えん言うんだけど、いやそういう問題じゃないでしょう言って。なかなか日本でやらんですよ、そんなこと。 いうことで僕は、たぶん子供をそうやって、自分が振られちゃって、悲しみの揚げ句に2人とも海で殺しちゃうというようなことをやって、あとそれからお母ちゃんが発狂して子供を泣き叫んで町をずっと歩くと。だから子供いうのは本当に大事にせなあかんよというメッセージじゃねえかなと思いましたけどね。これまたちょっと後日報告します。今、国会図書館で調べておりますのでね。どういうふうなんだろうかと本当にびっくりしました。