小池都知事が定例会見4月2日(全文1)テレワークは人流の抑制に有効
東京都の小池百合子知事は2日午後、都庁で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「小池都知事「ワクチン確保は国に頑張って欲しい」(2021年4月2日)」に対応しております。 【動画】小池都知事「ワクチン確保は国に頑張って欲しい」(2021年4月2日) ◇ ◇
残念ながら増加傾向
小池:2時、シャープね。 日刊工業新聞:では小池知事の定例会見を始めます。4月、幹事社代わりまして、日刊工業新聞の神崎です。よろしくお願いいたします。では知事、お願いします。 小池:今日はまず3点お伝えをいたします。新年度に入ったわけであります。初の定例記者会見ということですが、新年度に入ってもコロナは関係ないわけですね。4月の2日ということも認識は当然ないというような状況で。ですから都の感染状況、これも引き続き残念ながら増加の傾向にあるということであります。きのうのモニタリング会議で感染状況について、医療提供体制、どちらも赤がともっております。新規陽性者数ですが、増加に転じているという点。専門家から今後は第3波を超える感染拡大が危惧されるというコメントをいただいております。
21時までの営業短縮お守りいただきたい
東京都医学総合研究所の西田先生が、いつも人流の解析をしていただいているんですが、夜間の滞留人口が急激に増加をしております。それから日中も同様の傾向にあるという報告をきのうもいただきました。人流の増加の影響で、これ、かなり人流と、そして感染状況と、やはり関連、連関しておりますので、これを見ますとだいたい、やれ、ほかの地域での解除の話が出てきたころからずっと上がってきているんですね。いろんな、季節要因等もあって、この感染状況というのは、結局のところ人流との関連ということは、この西田先生のを見ているとよく分かってくる。 ちなみに西田先生のこの人流分析というのは、繁華街で、特にレジャー目的の方々であります。ほかの人流の分析というのは、例えば巣鴨地蔵通りの、おばあちゃんの原宿などの人流も、あれは分かるんですけれど、すぐその裏が普通の人家になっていますのでね。それも捉えてしまって、日常の人流と、それからそうでないプラスアルファのレジャーの分となかなか分かりづらいというような観点が違いますので、西田先生のを参考にいたしますと、この分析からすると感染状況というのが人流に伴ってということはよく分かる、そのような研究になっています。これを見ますと、いつほかの、他府県の同様の事態になってもおかしくはないという、そういうふうな厳しい状況、この辺の危機感をまた皆さんとあらためて共有したいと思います。 この間ですけれども、飲食店、21時までの営業時間の短縮、これをぜひお守りいただきたい。感染防止対策の徹底、これも基本であります。お店のアクリル板や、また、消毒液など徹底をしていただいて、そしてまた、時間が終わりましたらお店の方も、自身というか、感染防止のために声を掛けていただきたいということであります。つまりガイドラインの順守、これを、都の職員もあちこちの地域を回っております。巡回をして順守しているのかどうかということを確認している。また、店舗にはコロナ対策リーダーの登録を呼び掛けております。この対策リーダーについてはオンラインでの研修をきのうから開始しております。東京iCDC専門家ボードの座長でいらっしゃいます賀来先生が監修していただいて、そしていろんなエビデンス、医学的な、また感染症のエビデンスを用いながら店舗での感染対策、分かりやすくまとめておりますので、こちらの動画、ご覧いただきます。