大阪府・吉村知事が定例会見5月27日(全文4完)通天閣に協力延長お願いしたい
病状の程度に沿って病棟ごとに確保する考えか
あとは重症ベッド、ICU、これはもともと限りのある施設ですし、最後のとりででもあるので、命が最後救われるかどうか、重症者を出さないということが大事ですけど、当然出てきますから、出たときにできるだけICUを確保しておくというのは1つの課題として今なお、今の時期だからこそ進めていく課題としてわれわれの、大阪府庁としては認識をしています。ICUは可動式ベッドで、188も可動式にしますが、それ以外のところで僕は、人はまだ付いてないとしても、施設とか人工呼吸器とか、そういうものについては増加させていきたいと思っています。それを今進めています。 産経新聞:すいません、関連でもう1点だけ。ICUに関連してなんですが、今、大阪府のほうで、例えばコロナ専門病院の関係で中等症は十三市民病院、軽症だけれどもリスクがある方っていうのは阪和第二病院で受け入れていらっしゃるということがあると思うんですけども、今後ICU含めて病床を確保していく際には、病状、要は重症になる可能性があるのか軽症だけどリスクがあるのかとか、そういった病状の程度に沿って病棟ごとに確保していくというお考えになるんでしょうか。 吉村:病状、重さによってすみ分けというか、いわゆる区分けをしていくというのは、当初からわれわれ大阪府でやっている方針なので、入院フォローアップセンターをつくったときから、そういった考え方に基づいて進めていっていますから、これは今までも変わらないし、これからも変わらないということになります。ただ、その能力を今、特にコロナがわっと出始めたときより、非常に能力はかなり増強させてきてるので、能力増強はこれからもやっていくと。今、下火になってますけど、まだわっと第2、第3の波が来るかもしれないので、能力増強はやって、第2、第3の波に備えるということはやっていきたいと思っています。
国立のICUセンターを東西1個ずつつくるべき
ただそれでも、じゃあICUのベッドを1000増やせるかというと、これは当然増やせないので、できるだけそれぞれを増やしていく。増やしてもそこにお医者さんが張り付く形になると、さっき言ったようにほかの病気も診る必要ありますし、空床で空けておく、十三とか阪和第二は空床でも空けておくことになるんでしょうけど、それを全ての病院なんかは当然できないですから、そういった意味では、特に重症のICUのベッドなんかについては施設はつくっておくと。ただお医者さんとか看護師さんはそこでは張り付けずに、施設だけ、ハードだけつくっておくということが、これから大阪府の課題として取り組みたいと思っています。 これまでも国立のICUセンターを東西に1個ずつつくるべきだって僕は言ってますし、それは持論としてあるんですが、そこを国としてやらないというのであれば大阪府としてできることをやっていこうと。やっぱり第2、第3の波が来たときに大事なのは、僕はICUになってくると思います。 司会:ほかにご質問はございますか。はい。