小池都知事が定例会見12月3日(全文2完)オミクロン株に対応した検査方法を独自開発
オリパラ開催経費の協議の進捗は
読売新聞:検査体制強化に関する話ではあるんですけども、確認ですが、今、感染研のほう、国立感染研のほうで、まさにオミクロン株の疑いを検出できるPCR検査の手法を確立するよう取り組んでいたかと認識していますが、今回の、先ほどのご発表はそれに先んじて都のほうで独自に開発してやりましたというふうに理解していいんでしょうか。 小池:そうですね。都の健安研のほうで独自の開発をしているということです。毎日、きのうが14件ですかね。新規の陽性者が出ておられる。非常に数も少ないです。そういった方々についてもこの分析を、PCRのこの独自の検査を行うことによって、これも1日掛かりませんので、24時間程度で結果が出てまいります。そうすることによって、これまでの検査で陽性で出てきた方々の、その内容を知るということになって、それでオミクロンなのか、これまでのデルタなのかっていうことが判断できるという、そういうことです。 読売新聞:あと、ちょっと話は変わって、オリンピック・パラリンピックの開催経費の話で1つ聞かせてください。本日、1500億円節減をされていたとかですね。 小池:あ、読売さん。はい。はい。 読売新聞:追加の公費負担なしだとか、いや、そういう報道が幾つか出ております。現在まさに協議中のことではあるとは思いますけども、協議の進捗とか方向性を可能な範囲で結構ですので、教えていただければなと思います。 小池:大会経費について、無観客によってチケットが売れなかった。また、返金等々、そういうことで皆さんにはご心配をお掛けしているわけでありますけれども、ただ、組織委員会において、今、精査中であります。そして引き続き縮減には努めてもらうということで、精査の状況を注視して事務的に協議をしていくということであります。
世界各国からもよくやってくれたという声が
報道のとおりに進みますと、1兆5000億円以内になっていくと。大変大きな金額ではありますけれども、予定していた経費よりは1割程度削減できることになるということかと思います。何よりも今回のこの東京2020大会ですけれども、コロナ禍で1年の延期をして、そして無観客ということではありましたけれども、この大会は実施することができ、何よりも最近寄せられるのは、やはりアスリートの皆さんが開催してくれてありがとうということをおっしゃっていただいております。世界各国からもよくやってくれたという声、いただいておるわけであります。 そこで、今この精査が行われるということで、これからも精査の状況を注視しながら、こちらのほうは数字の問題でありますので、しっかりと現場で詰めていくという、そのような協議を続けることになるかと思います。 読売新聞:ありがとうございました。幹事社からは以上です。各社さんからの質問に移りたいと思います。質問がある方は手をあげて、知事の指名を受けた上でお名前と所属を名乗ってから質問してください。それではよろしくお願いいたします。 小池:はい、どうぞ。