小池都知事が定例会見12月3日(全文1)オミクロン株に感染しない、させない行動を
東京都の小池百合子知事は3日午後、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事が定例会見(2021年12月3日)」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事が定例会見(2021年12月3日) ◇ ◇
危機管理のポイントは「備えよ常に」
読売新聞:それでは小池知事の記者会見を始めたいと思います。知事、よろしくお願いいたします。 小池:はい。もう師走になりましたね。今年もいろいろありましたけれど、地震がこのところ多いです。まず直下地震、首都直下地震などの発生、懸念される中で、今朝6時37分ですけれども、山梨県東部、富士五湖、そしてまた9時28分には、今度はぽんと関西のほう飛びまして、和歌山県北部を震源とする震度5弱の地震、立て続けに発生いたしました。10月のときは足立区で震度5強が観測されまして、地震、このところ頻発しているところです。都民の皆さまにはあらためて地震に備えて、ご自宅の備蓄状況がどうなっているのか、確認してください。そして避難所までの経路とか家族間でいろいろ連絡手段など決めておられるとは思いますけれども、あらためて確認をお願いいたします。常に申し上げておりますけれども、危機管理のポイントは「備えよ常に」ということですので、よろしくお願いいたします。 それからコロナについてであります。ご承知のようにオミクロン株の感染が世界で拡大しております。空港の防疫で確認されました、これまで2例あるわけですけれども、それに関連して都内の濃厚接触者の方の数は85名。それに対しまして宿泊療養施設への入所を勧奨いたしておりまして、きのうの時点で61名の方がご入所されておられます。また、対象者全員が2日に1回の検査を行うことになっていまして、健康観察の強化をするなど、対応に万全を期しております。
オミクロン株への緊急対応を取りまとめ
この新たな変異株による感染の再拡大を防ぐということ。このところご承知のように新規陽性者は極めて、1400万人都市で非常に限られて、抑制されてきている、皆さま方のご協力のおかげであります。重症者も、きのうでは4人ということで、早く快癒されることをお祈りいたします。ポイントはやっぱりこの再拡大の懸念があるときの初期段階、初動ですね。この対応は極めて重要ということで、先般、国に対しましても、島国日本として水際対策の徹底、強く要望させていただきました。そして国も対応を強化しているところです。都としても十分な警戒が必要でございますので、総力を挙げて、先手先手で対策を講じていくということであります。先ほどもその対策の会議を設けたところで、オミクロン株警戒ということ、東京都危機管理対策会議の場におきまして、あらためてこのオミクロン株に関する緊急対応ということで取りまとめをいたしました。 こちらがその会議の内容でありますけど、まずオミクロン株の感染者を早期に発見をすると。そのための検査体制の確立ということで、東京都には健康安全研究センター、いわゆる健安研でありますけれども、ここで独自にオミクロン株に対応した変異株のPCR検査の手法を構築しておりまして、その検査を開始しているところです。これと並行しまして、健康安全研究センターだけではなくて民間の検査機関も東京には幾つかあります、こちらとも連携、活用して、ゲノム解析を積極的に推進するということで、市中におけます監視体制を強化してまいります。それから行政検査についてもオミクロン株に備えて検査体制の十分な確保ということで、医療機関などに要請をいたしております。 今後、濃厚接触者を受け入れていくため、宿泊療養施設の受け入れの居室数を、部屋ですね、この数を前倒しいたして、レベル2相当の約3400室を確保いたしてまいります。また、仮に陽性者が見つかった場合には、可能な限り濃厚接触者の範囲を広げてまいりまして、積極的な疫学調査の対象として行ってまいります。 都民の皆さま方には少しでもご安心いただくように、新たな変異株、そして発熱症状などに関する相談窓口も設置をいたします。こちらであります。都民の皆さま方へのお願いになるわけでございますけれども。あ、もう一度戻って、はい。で、何かこのご相談、オミクロン株にも対応した形での窓口になりますので、新型コロナ・オミクロン株コールセンターという名称でもって、この番号にご質問等、ご相談など、お寄せいただければと思います。