小池都知事が定例会見12月3日(全文2完)オミクロン株に対応した検査方法を独自開発
東京都の小池百合子知事は3日午後、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事が定例会見(2021年12月3日)」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事が定例会見(2021年12月3日) ◇ ◇
社会経済活動にブレーキをかける必要性は
読売新聞:ありがとうございました。それでは質問に移りたいと思います。今月幹事社の読売新聞です。あらためてよろしくお願いいたします。幹事社として3点ほど伺わせていただきます。まずオミクロン株対策です。今、幾つかご提示いただきましたけれども、今月緩和されたばかりの飲食店の人数制限を元に戻すなど、社会経済活動の蛇口をちょっと絞るというか、ブレーキをかけるような対策、その必要性やタイミングについて、現時点でどのようにお考えになっているかというのを教えてください。 小池:やはり島国日本とすれば水際対策というのが何よりも重要ということで、国に対しましても水際対策、貿易体制をしっかりと組んでくださいという点については、いち早く岸田総理に直接お願いもし、かつ国もその重要性はもうよくお分かりのことということで、今回は濃厚接触者の範囲もずいぶん広く取られたということであります。
これまでの知見をより有効活用する必要がある
市中で感染の徴候が見られるような場合、これが来ないことを願いますけれども、レベル移行の目安はありますけれども、これについてまずは検査体制を強化するということで、早期に発見をしていく。先ほど申し上げましたように、積極的疫学調査を行う。それからオミクロン株の動向や感染状況を踏まえまして、対策の強化を前倒しにするなど、先手先手で対応していくということが、これまでも2年間、ほぼ2年近くこれを繰り返してきたわけでありますけれども、今回また新たなこの変異株の出現ということに対しましては、これまでの知見をより有効に活用していくということで進めていく必要があると考えております。 いずれにしましてもそういった検査、分析、そういったことを進める、ゲノム解析についても先ほどもお話しさせていただきました。健安研で先ほどオミクロン株に対応した変異株の検査の開始ということで説明させていただきましたけれど、主な変異がN501Yと、それからE484Aという変異の有無を確認するということで、これによって逆にオミクロン株になっているのかどうかという、健安研としての独自の手法を開発したところであります。 これによって変異を迅速に把握できるようになるということと、この変異株のPCR検査とゲノム解析を積極的に推進するということで、市中におけますオミクロン株の感染状況をしっかり監視し、それによって対応を、先手を打ちながら進めていく。まずは濃厚接触者の方々について自宅療養という、障害がある方などの話もありますけれども、勧奨ということで、宿泊療養をお勧めすると。そのために3200室の確保をしているということです。 そして12月1日から、例えば1グループ8人までというふうに緩和をいたしましたが、これについては、基本的にアクリル板であるとか、それから消毒、換気、これらのことを守っていただいているから水色の認証店になるわけで、それをあらためて、この変異株の話もありますし、これはあらためて確認をしていただくように、リーダーさんのほうにお伝えをしているということです。よく守っていただければと思います。