春闘の結果について所見を伺いたい

読売新聞：昨日、春闘の集中回答日を迎えましたけれども、業績が好調な業界中心に前年を上回る回答が相次ぎました。岸田政権としては賃上げを起点とした成長と分配の好循環を目指していますけれども、ここまでの春闘の結果について大臣のご所見をお願いいたします。 山際：まだ全部が出切ってるわけじゃないので、私のほうからこういうものじゃないかっていうことをお答えするのはちょっと早いかなと思います。一方で、かなり経済界のほうも自分事として、賃上げをするということがその先に、成長につながっていくという岸田政権の持ってるコンセプトをご理解いただいた上で、コロナ前の、言ってみれば売り上げ等々も含めた状況に復活している、回復している企業においてはご努力をいただいてるというふうに私たちは承知しております。 　ですから、何度も言いますけれども、やはり景気の「気」の字は気持ちの「気」ですから、世の中全体の機運として賃上げを行って経済を回していくんだと、こういう方向に転がり始めてるっていうことが確認できたらいいなと、そう思っております。思っておりますが、まだそれを口にするのは、全体が見えてませんから、早いかなと思います。 司会：ほかにございますでしょうか。よろしいんでしょうか。それでは以上で記者会見のほうを終了いたします。 山際：はい。ありがとうございました。 （完）【書き起こし】山際担当相が会見 「まん延防止」21日で全面解除へ