【ABC特集】北海道と言えばカニ?トウモロコシ? いま若手生産者が苦労の末に生み出したサツマイモが大人気
百貨店「大丸」の北海道展と言えば、バイヤーの本田大助さん(54)はいまや名物を超え「カリスマ」的存在ですが、そんな本田さんは北海道に住んでいます。本田さんの任務は、ひたすら北海道のおいしい食材を探すこと。
この日は、北見市の水産加工会社「網走水産」へやってきました。案内されたのは、マイナス30℃の冷凍庫。この中に今回の目玉商品として狙っているものがあるというのですが・・・。
(網走水産・高須さん)「紅鮭の切り落としと、時鮭の切り落としです」 次々と出てくる鮭の切り落とし。北海道の旬の味わい秋鮭に、初夏に水揚げされる季節外れの時鮭。時鮭はトキシラズとも呼ばれ脂がたっぷりのっていて、1匹数万円で取引されることもあるそうです。そんな超高級魚をどうやって北海道展に? (本田さん)「全体的に物価が上がっていてその中でお安く、おいしく楽しんで頂くためにカマや切り落としを用意してもらいました」 百貨店やスーパーなどに出荷されるのは、主にお腹。一方、尾の部分やカマは比較的安く、ほぼ地元だけで流通しているそうです。ただ味は抜群。泳ぐ時にヒレを動かすため、カマや尾の部分は身がギュッと引き締まっているんです。さて、そのお値段は? (本田さん)「秋鮭は500g入っていくらですか?」 (高須さん)「1袋各ワンコイン、500円でいかがでしょうか」 (本田さん)「めっちゃ安いんじゃないですか!」 . そして超高級魚、時鮭のお値段は? (高須さん)「700円でやらせてもらえたら」 (本田さん)「めっちゃ安い」 (高須さん)「鮭自体もトキシラズ、脂ものって身も柔らかいです。味もいいので是非食べて欲しいです。他では出せない値段です」 (本田さん)「本当に、絶対出せないですね」
これで商談成立・・・と、ここで終わらないのが、名物バイヤー本田大助です。 (高須さん)「ズワイガニの足です」 (本田さん)「足が1本折れているとかがあるので安いんですよね」 見つけたのは「ワケあり」のズワイガニ。 (高須さん)「1kg税込み3300円」 (本田さん)「ワケありとしてもなかなか安くないですか」 この値段、お店で売られる平均相場より7割もお買い得なんだとか。