断捨離を成功させたい人必見!片付けのプロ&臨床心理学者が家を美しく保つ方法を解説
部屋を片付けるのは、なかなか難しいもの。イギリスの不用品回収会社HIPPOが実施した調査によると、イギリスの成人の過半数が、散らかり放題で使えない部屋があると回答したそう。“こんまり”こと近藤麻理恵さんのNetflixオリジナルドキュメンタリーをはじめ、片付けに関するテレビ番組が人気になっているのも、多くの人がすっきりとした暮らしを求めている証拠かもしれません。 【写真で見る】片付けのプロ&臨床心理学者が家を美しく保つ方法を解説!断捨離を成功させる秘訣とは?
本記事では、整理整頓のプロでインフルエンサーのターニャ・ムケンディと、モノとの関係を専門とする臨床心理学者のスチュアート・ウォンスリーに話を聞きました。整理収納が難しい原因と、解決策を解説します。
部屋が散らかってしまう理由
部屋が散らかってしまう原因は、ただ単に「ものを捨てられない」というだけではありません。そこには、私たちの心の奥底にある感情や、社会が与える影響が複雑に絡み合っているのです。心理学者のウォンスリーは、「ものを手放すことができないのか、もしくは必要以上にものを買ってしまうのか、原因を理解することが重要です」と話します。 整理収納アドバイザーのターニャは、ものへの感情的な執着を指摘。「苦労して稼いだお金で買ったものを手放すことに、抵抗を感じてしまうのは珍しいことではありません。常に広告にさらされ、最新で最高のものを所有しなければならないというプレッシャーのある現代社会では、誘惑に抗うのは本当に難しいことです」 いつか必要になるかもしれないからと、処分に踏み切れないこともあるでしょう。そんなときに役立つのは、整理収納のプロユニットであるザ・ミニマリストが提唱する「20/20ルール」です。20ポンド(約4,000円)以下で、家から20分以内で買い替えられるものは、とっておく必要はないという考え方です。
断捨離のメリットとは?
研究によると、散らかった部屋は、私たちの心身にさまざまな悪影響を及ぼすことがわかっています。ストレスを感じやすくなったり、睡眠の質や生産性が低下したり、キッチンが散らかっている場合は過食につながることさえあるそうです。 「すっきりと片付いた部屋は、心を落ち着かせ、よりリラックスしてくつろげる場所になります」とターニャ。 掃除にかかる時間も短縮できるというメリットも。毎日のお掃除が楽になれば、もっと自分の好きなことに時間を使えるようになるのはうれしいポイントです。