球界大御所が“セ一人負け”の虎に激辛緊急提言!「まだ間に合う。阪神は今すぐ監督交代せよ」
阪神が泥沼から抜け出すことができない。開幕から9連敗を喫し、5日の横浜DeNA戦でやっと今季初勝利したが、巻き返しの契機とはならず、その後も引き分けを挟み連敗。1勝12敗1分けで早くも借金は11に膨らみ、セ・リーグの借金を阪神1チームだけで背負う状況となっている。打開策はあるのか。巨人OBでヤクルト、西武監督時代に日本一となっている“球界大御所“の広岡達朗氏は「状況を打開するには今すぐ監督を途中交代するしかない。まだ間に合う」と矢野監督の「途中休養」を緊急提言した。
「戦力的には去年優勝していないことがおかしい」
虎の“夜明け”が見えてこない。「1弱5強」。首位の広島に巨人が0.5ゲーム差で肉薄、ヤクルト、中日、横浜DeNAが揃って勝率5割をキープしており、まだ1勝しかできていない阪神がセの借金をすべて背負い“一人負けの状況”となっている。 巻き返しへの打開策はあるのか? 広岡氏は過激な緊急提言を行った。 「キャンプインの前日に今年で辞めるなんていう監督が率いるチームが勝てるわけがない。即刻、監督交代をすべし。ここまでの他チームの戦いを見ているが、広島にしろ巨人にしろ抜きんでた戦力が整っているのか?といえばそうではない。それに比べて阪神は投手力を中心に戦力はあるんだから、監督さえ代えれば勝てますよ。今からでも間に合う」 矢野監督の途中休養、監督交代を主張した。 広岡氏が声を上げた理由は、指揮官としての求心力が失われている状況を問題視したものだ。 「矢野の統率力がなくなり、チームをまとめることができていない。監督、コーチに統率力や指導力がなければ、選手は自分のことしか考えなくなる。つまりチームが一丸となっていないのだ。そもそもどんと構えていなければならない監督が、これまでもヘラヘラと笑いガッツポーズしていることが気にいらなかったが、今は、それすらしない。私は新聞報道でしか知らないが、試合後のコメントにも覇気を感じないのだ」 報道する側がコメントを切り取って一部分が見出しとなり、決して、それが矢野監督の本意ではないのは理解できるが、セのワースト記録を更新した9連敗後には「何か大きく変えられることって、ちょっとオレも浮かばない」と発言し、10日の広島戦で完封負けした試合後には「 声を出すとか応援するとかアドバイスを送るとか…」と、昨今では少年野球の監督でも言わないようなコメントを発してファンを失望させた。広岡氏は、それらの言動を見て「もう限界」と言う。 「去年阪神が優勝していないことがおかしいのだ。優勝したヤクルトや巨人と比べて阪神に戦力はあった。 今季はスアレスが抜け、開幕投手に決まっていた青柳が新型コロナで離脱するなどのアクシデントはあったが、キャンプからしっかりと準備していれば、そんなもの乗り越えることはできた。実際、ベンチが機能していれば、7点差を逆転されたヤクルトとの開幕戦(3月25日)も、5回まで0-0の展開だったヤクルトとの第2戦も勝てたのだ。連勝スタートしていれば、こんなことになっていない」