アストンマーティン、アブダビGPのFP1にリザーブのドルゴヴィッチを起用。シーズン後のタイヤテストにも参加
アストンマーティンは、今週末に開催されるF1第24戦アブダビGPのフリー走行1回目でリザーブドライバーのフェリペ・ドルゴヴィッチがAMR24のステアリングを握る予定だと発表した。 【写真】第1回2026年用F1タイヤ開発テスト(バルセロナ) フェリペ・ドルゴヴィッチ(アストンマーティン) ブラジル人ドライバーのドルゴヴィッチは、ランス・ストロールと交代し1時間のセッションを行う。この走行はドルゴヴィッチにとって、メキシコシティGPに続き、今シーズン2度目のFP1出場となる。またFP1に続いて、ドルゴヴィッチはアストンマーティンでのコース上の任務を継続し、ヤス・マリーナ・サーキットで実施されるオフシーズンテストに参加するが、このテストには、同じく開発ドライバーのジャック・クロフォードも参加する。 「AMR24をふたたびドライブできることを本当に楽しみにしている。今回はヤス・マリーナだ。このコースでは何度もテストラップを走っているのでよく知っている」とドルゴヴィッチはコメントした。 「メキシコとはまったく異なる環境で、マシンがどのような感じになるのか見るのは素晴らしいことだ。今年行った最初のFP1セッションで学んだことをもとにしていきたい」 「来年のF1マシンが使用する2025年型ピレリタイヤの感触をつかむことができるのも素晴らしいことだ」 「AMR24をドライブするのは常に最高の機会で、この2回目のセッションとシーズン後テストを僕に任せてくれたアストンマーティン・アラムコに感謝している。また、継続的なサポートをしてくれている『BancoMaster』にも心から感謝している」 アストンマーティンF1のチーム代表マイク・クラックは、ドルゴヴィッチのパフォーマンスを称賛し、彼の貢献の重要性を説明した。 「フリー走行1回目とヤス・マリーナでのシーズン後テストで、フェリペにAMR24をドライブさせるさらなる機会を提供できることをうれしく思う。フェリペはメキシコでの走行中に能力を発揮し、貴重なフィードバックを提供した。今回のセッションは、彼がすでにF1マシンのステアリングを握って積んできた8200kmの経験を、さらに積み重ねるチャンスとなる。FP1でのフェリペの作業は、週末の残りの期間のデータ収集と意志決定に直接貢献するものだ。彼が洞察力に富んだ貴重なフィードバックを提供てくれると確信している」 「シーズン後のテストで、ふたりの若いドライバーが我々のマシンのステアリングを握るのは素晴らしいことだ。これは我々が彼らの経験と成長に注力していることをさらに証明するものだ。フェリペとジャックはどちらもAMRTCのシミュレーターでかなりの時間を過ごしている。コース上での時間は、相関関係を見る上で非常に貴重であり、最終的にはフィードバックを強化することになる」 [オートスポーツweb 2024年12月03日]