大阪市・松井市長が定例会見4月22日(全文1)協力金不正には警察とも連携し、厳正に対処
警察との連携は虚偽申請4件のみか
毎日放送:MBSです。営業時短、短縮の協力金の不正の件なんですけれども、明らかに虚偽の申請が4件あるということなんですが、警察に連携しているというところで、この4件のみについて連携しているのか、また告発などを考えていらっしゃるのかということも含めて教えていただきますでしょうか。 松井:これはもう法的に、今、偽装が疑われている、そして申請を却下している、偽装を疑われているだけでも400件以上はあります。この悪質なもの、例えば今も言いましたけども、店舗の偽装とか、それからあと営業許可証の番号を書き換えてるなんていうのも見受けられます。ですからこういう悪質なものについては法によって裁いていただこうと思っています。 ただ、今マンパワー的にどこに力を入れるかというと、真面目なところのそういう店舗に早く協力金を届けるところが第一優先としていますから。でもこの中にもわれわれのチェックをうまく逃れて、そういう不正搾取をされている方があるかもしれない。これは徹底的にこれからも検証して、不正があった場合は警察に取り締まり、捜査を依頼するつもりです。 毎日放送:すいません、繰り返しになりますが、ということはまだ今の時点では具体的に警察に捜査を依頼した件数というか、まだ直接の依頼はされていないということですか。 松井:今のところは発見してますので、未遂に終わっているわけですよ。これ、協力金を不正に支給していません。今は、何度も言うように、真面目な、協力いただいているところに早く協力金を届ける作業に精力を注いでいますので。ただ、未遂であろうと、未遂はどこまで取り締まれるのか、公金詐取未遂でしょうね、偽装。そういう形でどこまで取り締まれるのかということも警察と相談しています。 司会:次の質問をお受けします。関西テレビさん。
待機ステーションの拡大予定は
関西テレビ放送:関西テレビ、稲垣と申します。本日、大阪府が設置されました、市内の医療機関の敷地内に搬送を待つ患者さんの待機ステーションが開設されました、設置されましたが、市外にも検討ということは府がおっしゃっておられますが、大阪市内、さらに拡大をするとか、その辺りのご予定はいかがでしょうか。 松井:検討しています。今、具体的な方策について健康局、それから病院等々と協議中です。早急に答えを出したいと思っています。 関西テレビ放送:およそどれぐらいの数まで増やされるご予定とかはおっしゃっていただけますか。 松井:今、そこも含めて検討中です。 関西テレビ放送:あともう1点、自宅療養の方が増えて、いざ搬送となっても病院に運べないという課題で設置されたと思うんですが、第4波、3月1日以降ですが、自宅療養で亡くなった方が9名おられます。今、大阪府の情報の出し方としましては、自宅療養で亡くなった方が、じゃあどれぐらい自宅療養をされてたか、いつ感染したか、そういった中身の情報については個人情報ということで差し控えておられるんですね。 ただ、人数としては把握できるんですが、どれぐらいの期間待たされていたのか、その辺りは外部の検証等々も必要なのかなと思いますが、個人情報には当たりつつも特定には至らないであろうというような情報について、例えば大阪市独自で発信されていくとか、その辺りはご予定いかがですか。 松井:これは、今回のコロナの第1波、第2波、第3波、全てについて、対応については僕、検証は必要だと思います。しかし今の現状ではその検証よりもマンパワーは、今コロナの感染の拡大をいかに抑えていくかというところと、今まさに病床を増やしていくこと、それから酸素吸入センターを新たに造設することに割いていきますんで、これ、第4波がある程度収束をした中でしっかり検証をしていきたいと思います。 関西テレビ放送:情報を出す【主体はさ**かもしれませんが 00:18:20】、そういった自宅療養で、例えば自宅療養で亡くなった方の、もう少し詳細な情報というのは出すべきとお考えということですか。 松井:これ、個人情報の保護の問題と、それをしっかりと検証しながら大阪府が司令塔として今判断をしてるわけですから、どこまでの詳細な部分を出すかというのも、これはやっぱり専門家の皆さんの声も聞いて判断をすべきだと思います。 関西テレビ放送:ありがとうございます。 司会:次の質問をお受けします。日経新聞さん。