本当にアジア最終予選で森保Jが入ったグループCは「死の組」なのか…豪州、サウジ、バーレーン、中国、インドネシアと同組
2026年の北中米W杯出場をかけたアジア最終予選の組み合わせ抽選会が27日、マレーシアのクアラルンプールで行われ、8大会連続8度目の出場を目指す日本代表は豪州、サウジ、バーレーン、中国、インドネシア各代表とともにグループCに入った。上位2カ国が自動的に出場権を獲得するなかで、前回カタール大会に出場した日本、豪州、サウジが争うグループCを韓国のメディアは「死の組」と紹介した。9月から幕を開ける最終予選で、どのような戦いが森保ジャパンを待っているのか。 【決定的瞬間】カタール戦の延長での劇的決勝ゴール
8大会連続8度目のW杯出場を目指す日本の対戦国が決まった。 アジアサッカー連盟(AFC)が本部を置く、マレーシアの首都クアラルンプールで27日に行われた、2026年の北中米W杯出場をかけたアジア最終予選の組み合わせ抽選会。2次予選を勝ち抜いた18チームのうち、15チームがA、B、Cの3グループに振り分けられた状況で、最後となるポット1の抽選を迎えた。 ポット1には最新のFIFAランキングで22位の韓国、20位のイラン、そして最も高い17位の日本が入っている。ドロワーを務めた元日本代表FWで、今シーズン限りで現役を引退した岡崎慎司さん(38)がまずイランを引き、カタール、ウズベキスタン、UAE(アラブ首長国連邦)、キルギス、そして北朝鮮のいるグループAに入った。 続いて岡崎さんが引いたのは韓国。すでにイラク、ヨルダン、オマーン、パレスチナ、クウェートとすべて中東勢が入っていたグループBに入るとともに、日本が自動的に豪州、サウジ、バーレーン、中国、インドネシアのいるグループCに入った。 2022年冬に開催された前回カタール大会で、豪州はベスト16に進出。サウジはグループステージで敗退したものの、同大会で優勝したアルゼンチンから初戦で逆転勝利をあげる大金星をあげている。2分の1の確率でグループC入りを回避できた抽選結果を、韓国メディアの『Xportsnews.com』は次のように歓迎した。 「グループCは『死のグループ』と見なされる。W杯に自動的に出場できる2枠をかけて豪州、サウジと激突する状況は、極めて厳しい戦いとなるだろう」 さらに同国の『NEWS1』は、自国以外はすべて中東勢となったグループBを「蜂蜜の組」と表現しながら、韓国代表の楽観論を伝えている。 「頻繁に中東に行かなければならない状況は決していいとはいえないが、豪州とサウジと競わなければならないグループCよりもはるかに簡単な戦いとなる」 韓国メディアが指摘するように、日本は「死の組」に入ったのだろうか。 FIFAランキング24位の豪州とは、同国がAFCに転籍して以来、5大会続けてアジア最終予選で顔を合わせる。前回までの対戦成績は日本の3勝4分け1敗で、唯一の黒星は岡田ジャパンが2010年南アフリカ大会出場を決めた後に喫した。前回のアジア最終予選は2戦2勝で、敵地で勝利した一戦で日本はカタール大会出場を決めた。