本当にアジア最終予選で森保Jが入ったグループCは「死の組」なのか…豪州、サウジ、バーレーン、中国、インドネシアと同組
豪州メディアの『THE AGE』は、抽選結果を悲観的に伝えている。 「グループAに入って北朝鮮へ遠征する悪夢こそ避けられたが、サッカーの神様はサッカールーズ(豪州代表の愛称)にアジアの強豪2チームと対戦する試練を与えた。グラハム・アーノルド監督が回避したかった、危険な流れに足を踏み入れつつある」 最新のFIFAランキングを56位に下げて、55位のイラクと入れ替わってポット3に回っていたサウジとも、3大会続けて最終予選で対戦する。前回までの対戦成績は2勝2敗の五分だが、ハリルジャパン時代の2017年9月に敵地ジッダで喫した黒星は、日本がロシア大会出場を決めた後だった。 前回の最終予選第3戦でも、森保ジャパンは再びサウジにジッダで敗れている。初戦でオマーンにも敗れるなど、不調を引きずっていた森保ジャパンはこの黒星を境にシステムと一部メンバーを変更。第4戦からは6連勝をマークするなどV字回復を遂げ、そのなかには埼玉スタジアムでサウジに2-0で快勝した一戦も含まれている。 残る3チームのうち、日本は中国とも前回の最終予選でも同グループになっていて、ともに無失点で2戦2勝の星を残している。バーレーンとインドネシアとは今年1月のアジアカップで対戦し、いずれも3-1のスコアで勝利した。 前回の最終予選でオマーンを率い、初戦で森保ジャパンを撃破したクロアチア出身のブランコ・イヴァンコヴィッチ監督(70)をアジアカップ後の2月に招へい。巻き返しを図る中国だが、同国メディアの『捜狐体育』は早くも白旗をあげている。 「いま現在の中国代表は、アジアにおける競争力が皆無といっていい。最終予選に進む18チームに残れただけでもラッキーだった」 もちろん豪州もサウジも手強い相手には変わりないが、ともにボールをつなぐスタイルを標榜してひさしい。日本が不得手とするロングボールを多用しない両国の戦い方は、グループAでカタールやUAE、同Bでイラクやヨルダンなどの中東勢と対戦するよりも、ある意味で噛み合う相手といっていい。