DH専任がMVPでも「そんなこと誰が気にするんだ?」 大谷への“雑音”を一蹴、米司会者「彼は野球のルールを…」
各賞の最終候補3人を発表
米大リーグは11日(日本時間12日)、全米野球記者協会員(BBWAA)の投票による今季の各賞の最終候補3人を発表。ドジャースの大谷翔平投手はナ・リーグのMVP候補に名を連ねた。シーズン終盤、一部からDH専任選手のMVPに疑問の声もあった中、候補者を発表した米番組内の司会者は「そんなこと誰が気にするんだ?」と“雑音”をシャットアウト。「彼は今、彼自身のカテゴリーにいるんだ」と別次元の領域に達していることを強調した。 【画像】「大谷、大谷、大谷、大谷、大谷、大谷、大谷」 衝撃データが一目で分かる画像 昨秋に右肘の手術をしたことで、ドジャース移籍1年目のシーズンは“二刀流”を封印し、打者専念となった大谷。リハビリ中でありながら着実に結果を残し、50本塁打&50盗塁の「50-50」を達成した。前人未到の偉業を見ればMVP候補選出は順当とも思われるが、シーズン中から一部ではDH専任での結果に対する“違和感”を訴える声があったのも事実だ。 そんな中、MVP候補ノミネートを伝えた米専門局「MLBネットワーク」内の番組で、司会のグレッグ・アムシンガー氏は「ショウヘイ・オオタニは一度も守備につくことなく、ノミネートされた。そんなこと誰が気にするんだ?」と話し、疑問の声を一蹴。その上で、こう続けた。 「彼は野球のルールを、今までにないルールを塗り替え続けている。先発投手であり、フルタイムでDHで出場できるかどうかわからない。そんな我々が間違っていることを証明した。ホームランを50本打つようなスラッガーが、50以上の盗塁をするなんて思いもしなかった。彼はそれもやってのけた」 守備に就かない状況を度外視できるほどの偉業だったと主張したアムシンガー氏。「彼は今、彼自身のみのカテゴリーにいるんだ」と唯一無二の存在であることも強調していた。
THE ANSWER編集部