自民・石破氏、総裁選出馬会見 質疑応答(全文1)外交・安全保障政策はかなり違うかもしれない
地方に行っても不安はないと示すこと
そして医療、介護、そのようなものも、このICTを活用することによって全国どこでも、つまり東京に行かなきゃいいお医者さんにかかれないよねという状況。【ヤマモト 00:18:25】教授のこの技は東京なんとか大学なんとか病院に行かないと受けられないねっていうことではなくて、全国どこでも同じレベルの医療が受けられるということ。あるいは、島根県の雲南市であったと記憶いたしますが、地方創生の事業を使って訪問看護ステーションというのをつくったと。そうすると東京から看護師の方々が高い志を持って来てくれた。お医者さんは少ないけど、看護師さんが訪問介護をすることによって、高齢者の方々の不安がものすごく減ったということがございます。 医療、介護、そして地方において高齢者の方に、あなたがいてくれて良かったね、あなたが必要なんだね、そう言ってもらえる社会は地方にこそあるんだというふうに思っております。教育も、医療も、介護も、地方に行っても不安がないということをきちんとお示しをすることであります。 奥さまが一緒に来てくださらない、行きたきゃあなた1人で行ったらいいでしょうみたいな。それで志半ばで断念しちゃう方もいらっしゃるんですけど、このコロナの収束の度合いにもよりますが、奥さまは東京におられると、旦那さんは地方にいると。そういうときに空気を運ぶよりも安いって運賃は必ずあるはずです。飛行機でも電車でもね。そうすると、そういう移住された方にはクーポンを出すということも可能でしょう。東京に建てたおうちどうするのってことがある。そうすると二地域居住、つまり空いた部屋を貸す、そこに若い方々が入る。そういうように、何がネックになっているのかということ。
みんな定年まで勤めるわけじゃない
そして経済団体の方々にお願いしているんですけれども、私は高知の出身だよと。私は島根の出身だよと。私は秋田の出身だよと。じゃあみんながみんな定年まで勤めるわけじゃないんですね。40代、50代で地方に帰りたい人、そういう人はいるんじゃないか。そういう人たちを、地方に帰ってもらう。そのための政策、そのための優遇税制、そういうことによって、なんで移住が進まないのか、原因を1つ1つ取り除いていけば、その数の移住というのは決して夢ではないというふうに考えておるところであります。 女性の方の能力を最大限に生かすということは、本当にやってるか、すいません、私ども男ばっかりでございます。女性が入ってきて、女性が望むサービスとはなんだ、女性が望む政策とはなんだ、女性が望む予算とはなんだということは、女性が入らないと分かりません。クオータ制というものに対して、私は逆に不公平をもたらすのではないかという懸念を持っておりましたが、そこまでやらないと無理かもしれない。あるいはフランスでやってるように、国会議員に立候補するときは、議員立候補するときは男女ペアで立候補するという考え方もございます。女性の持ってる能力を最大限に活用していかないと、この国のGDPを維持することはできません。付加価値を高めることもできません。そのために、なぜこうなっているのかという原因をきちんと解明して、それに対する対応を実行するということは喫緊の課題だと認識しておるところでございます。 司会:それでは質問のある方。それでは前の茶色いマスクの方。はい、どうぞ。それで、会長、ちょっと手をあげている方が多いので、答弁を若干短くお願いいたします。 石破:はい、すいません。 【書き起こし】自民・石破氏、総裁選出馬会見 質疑応答 全文2に続く