ITOBORIヘッド×TPTシャフト「程よいつかまり、所有欲を満たせる組み合わせ」(堀越プロ)【人気ゴルフ工房のぶっ飛びドライバーをキング・オブ・試打が語る】
「ITOBORI『DRIVER SECOND GENERATION』とTPT『NITRO RANGE 19Hi』がおすすめ」と石川さん。「このヘッドは初速がでて、とにかく飛びます。弾き感も出ていて、片山晋呉プロが使用しているヘッドで取り上げられました。また形も特徴的で、先ほどの『人と被らないクラブ』です。TPTシャフトは『スパインがなく、超極薄60層カーボンシート』が特徴的なシャフトです」
●ヘッド/ITOBORI DRIVER SECOND GENERATION(10.5度)
「この企画をみた時に、PXGかITOBORIで迷いました(笑)。以前の記事でPXGが出ていたので、片山晋呉さんが使用して10ヤード伸びたという背景もあり、今回はこちらで組み合わせました。『ITOBORI』は1本1本ヘッドを手で削って仕上げているため、販売数が少なく値段も高いですが、飛び感、打感は一級品だと思います」【価格(税込)/12万1000円】
●シャフト/TPT NITRO RANGE 19Hi
極限まで薄く作られたカーボンを高性能自動機器で多層に薄層に巻く技術で製作。シャフト素材を厳選し、レッドレンジよりシャフト重量を11%軽量化しトルク値を9%絞りスウィング中の、ねじれる力を極限まで抑え込みます。製造はすべて機械で行っており、製品によるばらつきがなく、TPTシャフトの大きな特徴と言える「スパインのないシャフト(NON SPAIN)」「超極薄カーボン60層巻」を可能とした。【価格(税込)/13万2000円】
安定的なスピン量と飛びを再現してくれるクラブ(堀越)
ここからは堀越プロの試打結果とインプレッションをお届けしよう。 ヘッドを見ると堀越プロは「ソール形状が独特ですね。ちょっとゴツゴツしていて面がたくさんあるので据わりを少し心配しましたが、しっかりと構えられます。また、フェースアングルが綺麗なストレートなので、ターゲットに構えやすい。ソールに2つウェイトが付いており、これで弾道の調整が可能だと思うので、ターゲットは結構広げられると思います。無骨で硬派なソールの印象から、上級者向けと思いますが、他メーカーとは一線を画しているので、新しいモノ好きの人も興味を惹かれると思います。素振りをしてみると、シャフトは素直な挙動です。バランスがいいのか、ヘッドの重みがしっかりと感じられて振りやすいです。いつもどおり42m/sくらいで試打していきましょう」。