ITOBORIヘッド×TPTシャフト「程よいつかまり、所有欲を満たせる組み合わせ」(堀越プロ)【人気ゴルフ工房のぶっ飛びドライバーをキング・オブ・試打が語る】
地域に根ざした大衆的な中華料理店「町中華」にスポットが当たって久しいが、同じように地域に根ざしたゴルフショップといえば「ゴルフ工房」がある。経験豊かなクラフトマンが使い手の要望に合わせ、ヘッドとシャフトを組む「カスタムクラブ(地クラブ)」が人気だ。そこで、人気工房の「飛ぶスペック」を週イチで紹介 ! 試打者はゴルフダイジェストで四半世紀にわたり世に出たほぼすべてのクラブを打ってきた堀越良和プロだ。
片山晋呉も使用したヘッド「ITOBORI」を使った1本
連載32回目は岡山県岡山市に工房を構える「GOLF STUDIO BIGみぃー」の石川倫也さんがおすすめする一本をご紹介。以前は研修生(なんとベストは61!)、現在はプレイヤーとしてもアマチュアの大会に出ており、ゴルフショップに務めた石川さんは、様々な経験をもとに現在のゴルフショップ「GOLF STUDIO BIGみぃー」を開業した。「GOLF STUDIO BIGみぃー」では年に2回程度「BIGみぃーコンペ」が行われ、コースを2日間貸し切りをするなど、大人数で行われるコンペを開催。8月5、6日のコンペでは326人が参加する大イベントとなっている。 石川さんはフィッティングについて「一般的には長い目で見てクラブを作ろうとするんですが、僕は逆に『即戦力』のような、すぐに結果が出て上達のスピードがどんどん速くなっていくクラブ作りを意識しています。難しく作り、打てるように練習することも上達には必要だと思いますが、道具を変えて少しでもゴルフが楽しく感じられて、レベルにあった道具を提供していきたいと考えています」と語った。 「具体的なポイントですが、『しなり』『打感・打音』『トウダウン』はかなり意識しています。軟らかい打音だとしっかりつかまってくれるイメージなど、“感覚” と “イメージ” をクラブで擦り合わせることが重要だと思っています。また『所有欲』を満たすためにも当店では量販店より高価格帯の商品を置いてありますので、人と被りにくいクラブを使用することができます」