大阪府・吉村知事が定例会見11月18日(全文5)魅力つくれば活路見いだせる
具体的に何を削減するのか
日本経済新聞:もう1点、財政運営の件でマイナス5%のシーリングについて実施をされたいというお話でしたけれども、すでに行政の無駄をなくしてかなり切り詰めた財政運営をされていると思いますが、具体的に何を削減するのか、現時点で考えていらっしゃるものがあればお願いします。 吉村:これについてはもうシーリングですから、一律シーリングになると思います。それぞれの部局で一律シーリングをかけていく。どうしてもシーリングできない対象はあるんですけど、シーリングの対象になるものについては一律シーリングをかけて、5%のシーリングをかけるということになろうと思います。 ただその財政効果っていうのはそれほど多くはないとは思いますから、そういった意味ではシーリングをかけることに加えて、予算の選択と集中、それから執行における精査、そういったことが来年度は、今もやってるんですけど、来年度もより重要になってくるだろうなとは思っております。シーリングのかける範囲はそれぞれの部局の全事業についてということになります。かけれない義務的なやつがたくさんあるから、そこは除かなきゃいけませんけど。 司会:次のご質問をお願いします。
官民一体の推進組織にSBIホールディングスは入る?
時事通信:時事通信の中嶋です。国際金融都市に戻るんですけども、官民一体の推進組織、これはSBIホールディングスっていうのはこれに入る方向でしょうか。 吉村:ええ。北尾社長にも提案しようと思っています。まだ具体的な呼び掛けはしてないですけども、入ってもらいたいと思います。 時事通信:そちらの北尾社長のほうが、国際金融都市に関して、大阪と神戸っていう名前を挙げて関西一体でっていう話をされていると思うんですけれども、神戸ももちろんスタートアップ・エコシステムでは連携していると思うのですが、神戸のほうに声掛けされているかなどあれば教えてください。 吉村:北尾社長の考え方として、神戸と大阪ということは僕も承知をしています。僕自身が神戸に何か声を掛けているということはないです。まず今、大阪で何もないところからのスタートなので、大阪の組織体もありませんから、まずはそこを強化しないと、なかなか行政としての。一緒にやりまひょっていうのは簡単なんですけど、物事を動かしていくときっていうのはやっぱり縦の系統っていうのをしっかりしてないと物事なかなか進まないので、そういった意味ではまず大阪府市で、今、大阪、府市も本当はばらばらになりやすいんですけどね。でも市長と知事が同じ方向を向いていますから。まずは大阪でこの体制を整えたいなというふうには思っています。 時事通信:ありがとうございます。 司会:次のご質問お願いします。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見11月18日 全文6に続く