大阪府・吉村知事が定例会見11月18日(全文5)魅力つくれば活路見いだせる
206床全てコロナ用として確保できているのか
大阪日日新聞:大阪日日新聞の椎葉と申します。先ほどの重症者数の206床の話なんですけれども、これにつきましてちょっと素朴な疑問なんですが、現状ではおそらくコロナ外の方々も使用されている可能性があると思うんですが、今現状206床全てコロナ用として確保できているという認識でよろしいんでしょうか。 吉村:大阪の場合、可変的ベッドという仕組みを使っています。ですので、常に病床が空きっぱなしというのでは当然ないです。重症者が増えてきたらそれに応じてボタンを押していくと。段階的に増やしていっています。ですので、今段階的に増やしていっている最中です。206床ってなんなのというと、これは医療機関との約束で確保できてる数字です。215床は約束できる数字を、そこまでマックス持っていきたいけども、まだそこまで行ってないという数字、目標数値です。206床というのはボタンを押していけば、それぞれの医療機関の約束数というのを、個別の1個1個の病院ごとにやっていますから、それで感染者の増に合わせて増やしていって確保している病床だというふうに理解してもらったらと思います。なので、今206床丸ずっぽ空いてて、お医者さんとか看護師さんがこうやって待機して待ってるとか、そんなことはやっぱりできないし、そういう状況でもないです。
現状どれぐらいの病床数なのか
大阪日日新聞:今、現状ですとどれぐらいの病床数というふうに把握されていますか。 吉村:今、現状ですと107床です。でもこれはボタンを押しながら進めていっているので。これ、よくメディアの皆さんも107床だから、今70なんで70%で、もう満床で足りませんって、よくメディアの皆さん、その口調、論調で出るんですけど、そういうことではないです。いきなり200床空けておいてくださいといったら、これはほかの病気もやっぱり診なきゃいけないし、病院にとっても負担が大きいので、段階を押して、ボタンを押していってるという状況です。 あした、また、これは感染対策協議会なんかでやることになると思いますが、今日ですか。今日、感染対策協議会でやることになると思いますが、またもう1つ上のボタンを押すということになろうかと思います。ボタンを押して、そしてそれぞれの病院に約束数をちょっと確保お願いしますよということで、その病院は、ちょっとそこからタイムラグが少しあると思いますけども、準備に入ると。態勢を整えていくと。そういう仕組みで今、運用をしています。 大阪日日新聞:先ほどの30床加える、重症センターの話なんですけども、例えばこれがコロナ外で、例えばどうしてもECMOなどを使用しなきゃいけない人があった場合には、例えば206を超えてない段階でも30床使う可能性というのもあるということでよろしいですか。 吉村:もともとは206床でも賄いきれない、つまり医療崩壊に達するような状況のときに、この重症センターというのを稼働させようという予定で今進めていました。ただ、専門家の先生からもこれは一部だけでも少しずつでも稼働すべきじゃないかという意見も、これは専門家会議でもちょっと意見が出ていますので、これについてはちょっとそこの部分を踏まえて判断をしていきたいというふうには思っています。