【MLB】メッツ・藤浪晋太郎がDFAに 1年契約で加入もメジャー登板なし マイナー18登板で防御率8.27
日本時間7月27日、メッツは千賀滉大の戦列復帰に伴い、ロースターの入れ替えを発表した。右腕デドニエル・ヌニェスが故障者リスト入りし、右腕エリック・オージーが昇格。ロースターの枠を空けるために右腕エイドリアン・ハウザーがDFAとなり、藤浪晋太郎も故障者リストから復帰したうえでDFAとなった。年俸335万ドルの1年契約でメッツに加入した藤浪だったが、マイナーでは18試合に登板して防御率8点台と結果を残せず。20奪三振に対して25四球を与えるなど、投球内容も非常に悪く、メジャーで起用するのは難しいとの判断に至ったようだ。 待望の戦列復帰を果たし、日本時間7月27日に本拠地シティ・フィールドで行われるブレーブス戦に先発する千賀。ロースターの40人枠の人数としてカウントされない60日間の故障者リストに登録されていたため、戦列復帰の際には誰かをロースターの40人枠から外す必要があったが、メッツはハウザーをDFAとすることを決断した。また、藤浪も60日間の故障者リストに入っていたが、マイナーでのリハビリ期間(30日間)を終えて戦列復帰すると同時にDFAとなった。 現在31歳のハウザーは昨年12月にブリュワーズからトレードで加入。2021年に自己最多の10勝を挙げ、昨季も8勝をマークしていたが、今季はここまで23試合(うち7先発)に登板して1勝5敗1セーブ、1ホールド、防御率5.84と期待に応える働きができなかった。 現在30歳の藤浪は昨季終了後にオリオールズからFAとなり、1年335万ドルでメッツと契約。オープン戦は5試合で防御率12.27と大乱調でマイナー降格となり、マイナーでも安定感を欠く投球が続くなかで5月に故障者リスト入りした。6月下旬からマイナーでのリハビリ登板を開始したが、不安定なパフォーマンスに変わりはなく、結局今季はマイナー4階級で合計18試合(うち1先発)に登板して1勝0敗、2ホールド、防御率8.27という成績。16回1/3を投げて被打率.148だったが、与四球率13.78、WHIP2.02ではDFAもやむなしだろう。