大阪府・吉村知事が定例会見4月13日(全文3)5月上旬ごろにはBA.2に100%近く置き換わる可能性高い
対策本部会議はいつごろ開かれるのか
NHK:すいません、NHKの佐藤と申します。発表の中で、直近1週間の変異株のスクリーニング検査の話があったと思うんですけれども、直近1週間で70%になっていると思うんですけれども、この割合だったり置き換わりの増え方っていうのを、どのように知事は捉えていますでしょうか。 吉村:置き換わりのスピードとすれば、毎週、だいたい20%ぐらいBA.2に置き換わりが進むというのがこの間ありましたから、想定内のスピードで進んでいるというふうに認識しています。今後、同じ、同様のスピードでいけば、来週には90%近くなるのではないかと思っています。5月の上旬ごろにはもう100%近く置き換わっている可能性が高いというふうに思っています。 で、これまでの波を見ましても、変異株が置き換わるタイミングっていうのに大きな波が起きる可能性が高いので、今、やはりこの変異株が広がってきていると、置き換わりが進んでいるというときは、やはり感染対策については強化をお願いしたいと、そう思っています。警戒をしなければならない時期だと思っています。 NHK:ありがとうございます。あと、今、要請が24日まで「年度替わりの集中警戒期間」となっていると思うんですけれども、これまでも、中・下旬にまたその後の対策も含めて対策本部会議を開いて考えたいというお話をされたと思うんですが、今のところで対策本部会議はいつごろ開かれるというのはお考えでしょうか。 吉村:来週の中旬、来週の真ん中ぐらいだというふうに思います。 司会:ほかに。産経新聞さん。
大規模医療・療養センター、5月末で一区切りつけるのか
産経新聞:すいません、産経新聞の尾崎です。何点かお伺いしたいんですけれども。先週の会見でも少し話があったと思うんですけど、インテックスの大規模医療・療養センターのことで、先週の時点では、今の感染状況であれば5月の下旬の期限で閉じていくことになるというお話をされていたんですが、実際、今、感染状況がちょっと増えつつあって、これからゴールデンウイークも控えるという中で、そういった5月末で一区切りするという、その考えに今のところ変わりはないかとかありますでしょうか。 吉村:はい、もともとの予定が、これはもう事業を開始した当初からですけれども、5月末までの臨時の施設ということでスタートいたしました、その予定について何か今の段階で変わっているということはないです。今のこのオミクロンの広がり状況、オミクロンの毒性、また、それによってリスクの高い人というのを分析したときに、今のこの5月、もともと予定している5月末というのが大きく変わる状況はないと思っています。 産経新聞:実際、今も、二十数人入っていらっしゃるという状況だとは思うんですけれども、今後、ちょっとXEというのも出てきたりとかしているとは思うんですが、そこら辺は不透明な部分だと思うんですが、現状のその施設、残っているものを、建てたものがあると思うんですけど、あれを何かしら活用していくということは何か考えていらっしゃいますか。 吉村:まず、デルタ株、それはオミクロンが出現する前に、これは当然、この施設はつくったわけですけど、オミクロンが登場する前、デルタ株、またそれ以外の株も含めてですけれども、僕らのような世代も含めて若い世代がどんどんコロナで肺炎症状が起きて酸素の投与が必要になるというような状況をもちろん想定をしてつくったわけですけれども、実際そうにはなってないというのが今の現実です。これは予測できたかというと、なかなか僕は予測できなかったと思いますが。実際は現実そういう状況になっています。