大阪府・吉村知事が定例会見4月13日(全文3)5月上旬ごろにはBA.2に100%近く置き換わる可能性高い
もともとの予定に大きな変更はない
もちろん重症になられる方もいらっしゃいますけど、やっぱり分析すると、コロナ肺炎で重症なのか、もともと持ってる持病があって、そしてコロナの発熱等で、それがきっかけで重くなっている方が圧倒的にやっぱり多いという現状も考えると、もともとの治療というのは必要なわけで、それをここでできるかというと、なかなかできないし、冒頭申し上げた、高齢者施設とか非コロナ病院でもともと入院されている方、高度な介護が必要な方とか、じゃあこの施設で対応できるかというとやっぱりできないと思いますので、株の性質を考えたときに、BA.2もそうですけど、若い世代がどんどん酸素不足になって酸素投与が必要になる、コロナ肺炎がどんどん起きるという状況ではもう今はないので、そういった意味では特に大きな、5月末までの変更と、5月末までと、もともと予定しているものに大きな変更は僕はないと思っていますし、何かそこを別施設で使うということはもう今の段階では考えていません。 むしろ高齢者施設とか非コロナ受け入れ病院とか、あるいは独居の高齢者の方、あるいは高齢者で自宅療養をされる方に対する、今まで申し上げているようなアプローチ、地域医療に落としていくと、戻していくと、そしてやはりコロナが広がるとそこでダメージの大きい施設については集中的な対策を取る、もうそちらが進んでいく方向性だろうというふうに今は思っています。
特別視している病院もあるのではないか
産経新聞:今、知事がおっしゃったように、ある種そういう気を付けるべき層っていうのははっきり分かってきているという中で、その中で、ある種、通常医療的にしていくという、ある程度、方向性だと思うんですけど、ちょっと今回の発表内容のところを見ていても、実際これだけ非コロナ受け入れ病院の中でなかなか治療ができないという形が進んでいるっていうのは、その辺り、病院側が、なぜそういうコロナ治療をなかなかしようとしないかって、特別視してる病院もあるんじゃないかみたいな話もよくあると思うんですが、その辺り、知事はどう受け止めていらっしゃいますか。 吉村:これは2類だからだと思います。2類相当だからだというふうに思っています。そこが出発点だからだというふうに思っています。なので、もともとやっぱりえたいが知れない感染症、パンデミック、で、2類相当で始めた、ここは僕は正しかったと思います、分からなかったわけですから。で、それがじゃあどういう扱いになるかというと、感染症の専門病院であったり、あるいは隔離をするとか、そういった形を徹底的に行って、全ての病院がこれは診るものではないと。むしろ専門的な病院だけで対応するんだと、で対応すると、あるいは隔離をするということが前提としたのが、今もその大きな考え方は変わってないわけです。 ただ、2年経過する中で、もちろんワクチンもでき、そして飲み薬もでき、点滴の治療薬もでき、そしてオミクロンという新たな、今までの株とは少し、少しというか大きく違うような株も出現して、いつ誰がどこで感染してもおかしくないし、でも、みんなが重症になるかというとそういうものでもないというふうになったことを考えたときには、出発点がそこだったので非コロナ受け入れ病院もそこから出発したわけですけど、今はもうそういう状況になっているわけなので、ここはもうやっぱ発想を変えて、非コロナ病院でも陽性者、クラスターは出るわけだから、初期治療と、早期治療は、もうできるようにするという方向性を示して、きちんとネットワークもつくって、そして助言、指導なんかもやれば、僕は広がってくるというふうに思っています。今回はその体制をつくったということです。