小池都知事が定例会見1月15日(全文2完)コロナも「One for all, All for one.」
自民が週休3日推進を提言の見込みだが、どう思うか
テレビ朝日:テレビ朝日の鈴木です。よろしくお願いします。冒頭、知事からもテレワーク推進のご発言ありましたが、コロナ禍で柔軟な働き方が求められる中で、自民党から政府に対して週休3日を可能とする環境の整備を促すということがありました。賛成、反対含めて知事のお考えをお聞かせください。 小池:今回、テレワークと、それから出勤する日にちを3日にしてもらって、あと6割はテレワーク。合わせて出勤者数を7割減らすというような数値的目標を事業者の方々に、経済界のほうにはお示しをしているところです。これは結局大変な働き方改革につながっています。 なかなか進まなかった働き方改革は今、劇的に進みつつあって、それがまた揺り戻しがあったりしているけれども、だんだん実際に経営者ではなく、実際に従業員の皆さんのほうがよくテレワークのことを分かっておられるケースが多いというふうに聞いております。 そういう中で週休3日という選択肢も、私はありだと思いますし、今、話は立ち消えっていうか、まだ途中だと思いますけれども、副業を許すのかどうかっていう、それの制度改革との合わせ技っていうことになるんじゃないでしょうか。
長時間労働がイエスの時代はとっくに過ぎた
これから生産性、労働生産人口がこれから減っていくということがかねてよりいわれていたわけですね。そこを補うのがロボットであったりAIであったりテレワークであったりと、まさにそれを今進めているというのは、私はコロナであろうがなかろうが進めるべきものをやっていくということだと思います。そういう中で、もう前にオックスフォードの研究でしたか、AIが進むことによってなくなる職種とか、驚くべき数の職種が挙げられたりしていましたよね。そういったことを考えると、本当に人間が何をすべきなのかという、小説まで書くAIがあるとか、あるじゃないですか。そんなことを考えますと今は非常に分水嶺にいる中でそれをより後押しをして、それでいて社会のモチベーション、日本人の勤勉さという、日本の売りをどう確保し続けるのか、という制度とそれから社会的な設計が今まさに求められているんじゃないかどうかと思います。 もう、競い合って、長時間労働がイエスだった時代はとっくに過ぎています。それこそ日本人というのはカレンダーもなく、そして時計もなく働き続けてきたわけですよね。そして地図はあったかもしれませんけれども、今はそういう意味では働き方を大胆に変える、これを好機として、それを経営方針に取り込んで成功するか否かっていうそういうところなのではないかなというふうに思います。 テレビ朝日:ありがとうございます。 小池:じゃあ最後。