大阪府・吉村知事が定例会見2月4日(全文3)目標がないとただの井戸端会議に
具体的な計画を立て、しっかり国に要望していきたい
ただ、そこについては遅くともということですから、自治体によってはそれより早く接種を目標、計画を立てたいと言っている自治体も、僕の耳にも届いているところもあります。ただ遅くとも、大阪市は、一番人口の多い大阪市が270万人ですけども、6カ月以内に完了したいというふうに言っていますから、そこに合わせて遅くとも6カ月以内に接種を完了することを目標として、具体的な計画を立てていこうというふうに設定をしたわけです。 その中で、じゃあうちの市はなかなかこういう理由で難しいよっていうのもこれから出てくると思います。出てきたときに、じゃあなんでそれが難しいのっていうのが初めてそこで分かると思うんです。その課題をどうやったら解決できるか考えましょうというのを、その市と府でやることによって、より安全に的確に早く打つことができるというふうに思っています。そういった目標を立てないと課題すら出てこないまま、だらだら延びる可能性は十分あるし、それによって受ける不利益は府民が受ける、市町村民が受けるということになるので、それは避けるべきだというのが考え方です。 ただ、大阪府や市町村が、なかなか準備をしても、やっぱり国からのワクチンが届かない限りは、これはその分、当然ずれていくということになるし、スケジュールが狂ってくるということも十分あり得るというふうに思います。それについては、具体的な計画も立てて、しっかりと国に対しては要望をしていきたいと思います。 司会:次のご質問をお願いします。
宿泊療養者の食事への現状の考え方と今後の対応は
産経新聞:産経新聞の吉国と申します。本日、冒頭に、自宅療養者に対する配食サービスの言及があったかと思うんですが、ちょっとこれとは別に宿泊療養者に対する配食、食事に対する現状の考え方と今後の対応みたいなものを伺えますでしょうか。 吉村:宿泊療養者についてですけども、ここ最近、第1波、第2波にはなかった傾向ですけど、高齢の宿泊療養者の方も増えてきているという傾向にあります。ですので、ここの宿泊療養について、この食事についての改善、これをしていきたいと思います。金額についても今までの上限の約倍の金額についての上限の補助というのを設定したいというふうに思います。1日当たり約2700円というのを上限の補助、上限としまして、で、現実にやっぱり高齢者の方も増えてきている、看護師さんの意見もありまして、例えば野菜ジュースとかみそ汁とか、高齢者向けのメニューというのがあったほうがいいというのが看護師さんからご意見としてありましたので、これをやろうと決めたわけです。 現実に、2月5日の金曜日、あしたからですけども、2施設につきましては夕食を選べるメニューに変えていきます。つまり僕のような、宿泊療養に入って僕のような例えば若い年代であったら、ちょっとたくさん食べたいねという者もいますし、そっちを選ぶ人もいますし、あるいは高齢者の方でちょっとこれは重たいねというんであれば高齢者向けの改善されたメニューを選べるようにするということを2施設で開始をします。その後、施設数については増やしていきたいと思います。 上限についても、先ほど申し上げた約倍の上限にしていきたいというふうに思います。それから朝とか昼とか夜の夕食に、ゼリーとか、野菜ジュースとか、みそ汁とか、スープ類、体調不良者でも摂取しやすい補助食品というのは付けていきたいというふうに思います。 産経新聞:去年、スルメイカですかね、を購入して、おなかが減っていたみたいな話もあったんですけど、現状の食事はどのような状況になっているか伺えますでしょうか。 吉村:現状の食事につきまして、決して豪華ではないかもしれませんが、きちんと、これは食事としてそれぞれの施設で、宿泊療養施設で、適切なものが支給されてるというふうに思います。ただ、やっぱり看護師さんの意見を聞いて、がっつり食べたいという人ばかりじゃない、特に第3波については高齢者の方も増えてきてるということなので、そういった意味では、いろんな補助食品とか高齢者向けのメニューもあったほうがいいというご意見があったので、改善をしようということで決定して今進めているということです。