大阪府・吉村知事が定例会見2月4日(全文3)目標がないとただの井戸端会議に
今より宿泊療養所への滞在日数が長かった
ちなみにスルメイカの件は、おなかが減ってたというより、そもそもそれ、宿泊療養のルールに反して出ていかれるということ自体がまず問題だとは思ってます。ただ、当時と今が違うのが、当時っていうのは宿泊療養所の対象、ルールが14日間、発症してから14日間というルールがあって、かつ、PCR検査、当時PCR検査なかったかな、退院基準も2回陰性が出るというのが退院の場合の基準だったわけです。今よりも宿泊療養所に滞在される日数が非常に長かったという現状があります。その後、人に感染させる力を持っているのが発症日から10日でもうこれはほぼ終了するというのが医学的にも明らかになって、72時間以内に症状改善とかちょっとあるんですけど、分かりやすく言えば10日間で、発症から10日間ぐらいたてば、これはもう人にうつす力がなくなってるというのが、ほぼ医学的にも明らかになり、国の退院基準にもなりましたので、宿泊療養所に滞在する日数がずいぶんと短くなっているというのがあります。そこが宿泊療養所から抜け出す人がいた、あの時代と大きく違うのかなというふうに思います。 かつての、夏ぐらいまでは、そういった意味で14日より長くホテルにいらっしゃった方もたくさんいらっしゃったんです。長い人は1カ月ぐらいいたんじゃないかな、僕が報告を受けた中で。だから外にも出られへん、1日ずっとホテルにいる、それが14日以上ずっと続くって、想像してもらったら分かると思うんですけど、精神的には結構きついもんだと思います。
現場の意見を聞いて日々改善している
しかも、その症状がそこまで重くない人が多いですから、ある意味、僕らと、今と同じような状況、だけども陽性っていう人がいてるわけで。そう考えたら長期間1人でホテルに、体も元気になってるのにずっといるっていうのは大変な中で、やっぱり脱走みたいなのも、逃亡みたいなのもありましたが、今はそういった意味で逃亡というのはもうほとんど僕も報告を聞かないし、逆に高齢者の方が増えてきてると、病院に転院をする人が出てきてるというような状況なので、脱走事例というのはあまり起きないんじゃないかなとは思ってます。 むしろ短くなってる。短くなってる中でも、食事について。看護師さんからもそういった補助食品、ゼリーとか、野菜ジュースとか、みそ汁とか、今あることに加えて補助食品であったり、あるいは高齢者が増えてきたからどうしてもそういった高齢者向けのメニューを準備すべきだというご意見があったので補助単価を上げて改善をすると、2月5日から実施をします。いや、今までも何か大きな問題があったとは思ってないです。ただ、そこは現場の看護師さんの意見を聞いて日々改善してるということです。 司会:じゃあ次のご質問をお願いします。すいません、ちょっと手話通訳の方にも聞こえるように、はっきりとご質問をお願いいたします。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見2月4日 全文4に続く