名古屋市・河村市長が定例会見6月21日(全文2)トリエンナーレとは全然違う
会場変更や許可取り消しは現在考えていないのか
朝日新聞:電話なんかは来てるそうですね。電話なんかは来てると聞いてまして。別に会場変更ですとか許可取り消しっていうのは今のところ考えておられませんか。 河村:表現の自由でしょう、それは。となると思います。そういう一定のルールにものっとっとりますので。気に入らんからいって止めちゃあかんですよ、それは。 朝日新聞:では市長のおっしゃられたとおり、「トリカエナハーレ」という催しですかね、対面で予定されていると聞いておりまして。これ把握している、いつごろとかいうのは今分からないんですよね。 河村:どうなっとる。申し込み出とらんの? まだ。 男性:当局がいなくて、細かい話は、申し訳ございません。 河村:いや、これはいかんな、こりゃあ。だけど今の、東京の違いは、東京は民間のギャラリーの方ですけど、公共の場合はパブリックフォーラムというのがあるんですよ。だから公共のものは反対に皆さんに広く使わせないかんという、これ、法理がありますんで、なるべく使っていただくということになると思います、それは。 朝日新聞:当局がいませんが、取材結果から、ちょっと私から申し上げると、「トリカエナハーレ」のほうは許可する方針を市は決められていて、許可証を渡す段階だと聞いてるんです。 河村:よう知っとるな、あんた。 朝日新聞:取材しました。 河村:ほんまに。どこで聞いてきたの、それ。
混乱が起きる懸念はないのか
朝日新聞:質問ではあるんですけど、「自由展」と「トリカエナハーレ」って主張が非常に相反するというのか、おっしゃったとおり政治的な違いが大きいんですけれども、混乱が起きるような懸念ってないでしょうかね。 河村:どうでしょうか、これは。どうでしょうかね。そこのところはやっぱり丁寧にちょっとフォローさせていただくことは必要だろうと思いますね、前回の「トリエンナーレ」の例を見とりますとね。だけど「トリエンナーレ」と違うわけですよ、全然。公共事業かどうか。ただし愛知県は、あれは裁判で公共事業ではないと主張しとります。え? って。ちょっと待って、ほなら、なんで国に補助金申請したという部分はあります。 朝日新聞:丁寧なフォローって具体的に何か考えていることとか、ちょっとまだ早いかもしれませんけど。 河村:ちょっと、ほなら相手側が出とるかどうか確認して、ちょっと相談しようか。聞くだけでもいかん言われる可能性ありますよね。一定の圧力かけやがったとかいって。そういう可能性もあるわけです。名古屋市からね。だから許可したところに大丈夫ですかと。そのくらいは聞いてもええと思うけど、俺は。大混乱起こらへんですかということぐらいは、僕は聞いてもええ思うけど、それでも慎重にしておいたほうがええので。 朝日新聞:安全確保は合意されていると、主催者側と。 河村:よう知っとんな、おまえさん。 朝日新聞:本当に何か起きないことが一番ですので、ちょっとできる範囲で考えてもらえたらなと思います。 河村:はい、注意してやります。 【書き起こし】名古屋市・河村市長が定例会見6月21日 全文3へ続く