名古屋市・河村市長が定例会見6月21日(全文2)トリエンナーレとは全然違う
中区役所の上ですけど、あれはいわゆる展示だけ
それと根本的に違うのは、最近、これ、気付いたというか、今回のギャラリー、中区役所ですけど、中区役所の上ですけど、あれはいわゆる展示だけです。「トリエンナーレ」って、今、具体的に金出しますけど、あれ補助事業で、作者に確か制作費も出とるはずですよ、あれ。あれ。全然違うんですよ、そもそも。制作費を皆さんの税金で払う、反対に表現の自由だからといって反日展示に対して制作費を出せという権利はあるんですか、これ、本当に。これ大変なことですよ、もしそうなりますと。制作費を補助金で出すいうことになると、それはやっぱり議会でもちゃんと議論して本当のことを、で、みんなで、これでええのかと、補助事業ですと。でしょう。 だから表現の自由の単純な誤解でしてですね。マスコミも、これ、びっくりしましたよ、某テレビ局の報道関係の責任者が、この間ですよ、まだ、2週間か3週間前。河村さん間違っとるいうて。何を言っとるんですかいうて。私は、それと市長だけじゃなくて実行委員、いわゆる実行委員会の会長は大村さんで、わしは会長代行ですから。会長代行としてあんな展示を、それこそ税金使って、また主催事業でやるということは、ちょっと待てと、みんなで議論しようと。文書で4回、それから電話2回。1回留守電、1回本人出ましたけど、大村さん。いうのは、むしろわしの義務じゃないですか。
特段の事情がなければ許可しないかん
だから今回の場合は、えらい前置きが長かったですけど、今回の場合は、あそこ、栄ギャラリーっちゅうの? あれ。中区役所の上ですけど。あそこで、別に制作費を出すわけでもありませんし、税金を、建物としては出しておりますけど、出すわけでもないと。主催事業でもありませんし。ただ、パブリックフォーラムの原理というのがありまして、公共的なところは反対により多くの人に使ってもらいなさいと、特段の事情が、特段の事情って何かいったら、いわゆるそこでとんでもない暴力事件が起こりそうな状況とか、そういうようなことがない限り許可しないかんっちゅうのは確かに最高裁の判例も出とるはずですよ、あれ。 ということでございまして、じゃあそのとおり、その代わり一応、使用規則というのがあって、公序良俗に反しないことと、それからもう1個なんかありましたけどね。ああ、その特段の事情ですわ。暴力事件なんかが起きて大混乱にならないことであったら、それは許可しないかん。それは表現の自由です。だからまったく「トリエンナーレ」と違うんであって、間違えんようにしてもらわなあかんですよ、これは本当に。と言っとったら真向かいの部屋にまた出すんでしょう、それぞれ。今、申請が、もう両方あったのかな。どこいった。両方あったんだろ。 男性:まだこれからです。 河村:あ、これからか。これからですか。いうことでございまして、思想・信条の、若干違うと思われる方、対面で出されますので。そういう今言いましたような特段の事情がない限り、それからぱっと見て公序良俗に明らかに反するようなもんでない限りは、政治的に偏ったもの、または宗教的な思想のあるものについては排除するという規定がありませんので。だで許可したということでございます。 朝日新聞:「不自由展」のほうで考えますと、東京と大阪でも予定されていたんですけど、東京では街宣車の抗議などがあって会場変更することになったと。 河村:あれは、だから所有者が民間人だって聞いたけどな。 朝日新聞:そうです。民間のギャラリーだと思うんですけど。 河村:じゃあ。 朝日新聞:名古屋市のほうでそういった抗議ですとか、許可取り消しの訴えですとかっていうのは今のところ来てませんでしょうか。 河村:それは出とらんと、出とらんかな。許可取り消しの訴えは。行政訴訟。 男性:すいません、ごめんなさい、ちょっと【****00:44:57】が持ってきてなくて細かい部分が【******00:44:59】。 朝日新聞:【****00:45:02】質問、こちら。 河村:マスクしとるんで分からへん。