幻に終わった亀田和毅RIZIN参戦計画…対戦流れた皇治は元PRIDE”レジェンド”五味と体重差約10キロの異色マッチ
12月10日に皇治が「男の約束を守れんなら男やめた方がええわな」と意味深ツイートをしているが、その数日前に和毅本人から直接、出場を取りやめる連絡が皇治に入っていた模様だ。 そこで急遽、和毅の代役に指名されたのが五味だった。 オファーは10日前で「素足でバックブローあり」のスタンディングバウトという名の3分×3ラウンドのボクシングルールで、判定無しのKO、TKO決着はありのエキシビションマッチ。当日は、佐々木憂流迦のセコンドに付く予定だったという五味は、元々ボクシングマッチに興味があったことも手伝って快諾したという。 この日の会見は、皇治節と五味ワールドの丁々発止の舌戦となって白熱した。 「エキシビションなんで、40代でできる最高の動きと若い子の邪魔になんないようにやろうと。まあ勝負論とか、ほとんどないんですけど、新型コロナ禍のなかで、お客さんを喜ばせるように出場することにしました。そんな感じです」 五味が緩い調子でそう語ると、サングラスを外して皇治がかみついた。。 「当時は凄かった。今も現役と聞いていたが元気もないみたい。昔は火の玉ボーイ。今は金玉ボーイというか金玉おじさん。全力で倒しにいく」 放送禁止用語を並べて挑発すると、五味も「(皇治の試合は)天心と武尊の試合をしか見たことがないがいつも激闘という感じで頑張っていますね」と皮肉をこめて返した。 急遽決定の異色マッチの問題は体重差である。 五味はオファーをもらった時点で82キロ。この数日ですでに77キロまで落としたそうだが、亀田和毅戦を想定していた皇治は、現在64、65キロで、10キロ以上の体重差がある。両者の体重を合わせるのは不可能のため契約体重は定めず、前日計量の体重を見て五味にグローブハンディを与える方向だという。 「当日は食べちゃうので戻るが、お客さんの前に出ても恥ずかしくないように75キロくらいまでは絞りたい。年齢的にも減量すると元気なくなっちゃうので、なんとも言えないけどね。でも、なんでオレだけ減量してんのかな」 五味が75キロで臨むことを明らかにすると皇治は口を挟んだ。 「五味ちゃん。もう年も年。減量しなくていいですよ」 すると五味も「異種格闘技戦として位置付けている」と返した。