阪神の怪物ルーキー佐藤輝明の4番指名はリスクのある”危険な賭け”なのか
「ベンチとしてはロハスを使ってみたいという考えもあり大山に無理をさせなかったのかもしれない。ロハスを使い、外国人野手を3人並べる。あるいは糸井、陽川をスタメンで使うことで大山の穴は十分に埋めることができると思う」 スイッチヒッターのロハスは、昨年、韓国のプロ野球で47本、135打点で2冠王を獲得している。新型コロナによる入国制限で合流が遅れたが、ファームで8試合に出場、打率は.208しかないが、26打席立ち、2本塁打、6打点の結果を残している。レフトの守備にもついて“試運転“も終えており、1軍でどれだけやれるかを首脳陣は期待を含めて見てみたいのだろう。 今日7日の横浜DeNA戦にはチェンが2度目の先発をするため外国人枠の問題で試合出場はできないが、早ければ8日にも1軍デビューの可能性がある。ロハス、マルテ、サンズの3人で佐藤の周囲を固めれば、十分に新人4番のリスクをフォローできるという読みも、矢野監督にはあるのかもしれない。 しかも、横浜スタジアムは、4月9日に右中間の看板の上を越えていく驚愕の場外弾を放った相性のいい場所。新人の4番にリスクはあるが、大爆発の可能性もある。 大山が不在でも多くの選択肢があるのは豊富な戦力が整っている証拠だろう。大山欠場のピンチをチャンスに変える力が今の阪神にはある。