小池都知事が定例会見7月30日(全文2完)危機感を共有しながら進めていきたい
開催都市の東京は今、安全・安心な状況と言えるのか
東京新聞:東京新聞の松尾と申します。よろしくお願いします。東京五輪とコロナの関連でお尋ねをします。知事、東京大会の開催に当たって一時は安全・安心を掲げてこられてきたと思います。一方でコロナの新規感染者数が3000人を超え、先ほどの冒頭のご発言でも切迫した状態だ、そういった旨のご発言がありました。 つきましては開催地の長としてのご見解をお尋ねできればと思います。開催都市の東京は今、安全・安心な状況と言えるのか、東京都は都民に対して安全・安心な状況を提供できているとお考えなのか、その点ご認識をお聞かせください。 小池:医療提供体制は厳しい状況ではありますが、先ほども申し上げましたように病院、そして宿泊療養、そして自宅、それぞれの場の確保と、それから充実ということを進めております。それらについては先ほど申し上げたとおりで、拡充についての方針については先ほど述べたとおりであります。都民の皆さま方にはこのデルタ株が極めて強いんだと、感染力が強いんだということをよくご理解いただき、さらにはそれによってまた事業者、都民の皆さま方のご協力をいただき、そして東京都としてのこの安全と安心を守って、皆さま方と危機感を共有しながら進めていきたいというふうに考えております。 東京新聞:では確認ですが、今のご発言からすると、知事としては今のところ安全・安心、東京では安全・安心は維持をできてるという、そういうようなお立場なのでしょうか。 小池:その確保に務めているところであります。 東京新聞:分かりました。ありがとうございます。 小池:またご協力をよろしくお願いいたします。
パラ大会も無観客の見通しか
日本テレビ:日本テレビです。東京パラリンピックのことについてお伺いしたいと思います。今、政府のほうで手続き進められてる段階ではございますが、東京都に関しては緊急事態宣言が来月の末まで延長という見通しになっておりますが、そうなりますとパラリンピックの開会式、開幕、これが重なることになります。知事、かねてよりパラリンピックに関しては有観客に対しての意欲を示されていましたが、パラの時期についてもいわゆる宣言下になったときに、このパラも引き続き無観客となる見通しなのかどうか、現在の知事のお考えをお聞かせください。 小池:その判断についてはまた別途行うことになるかと思います。これまでも5者協議などの場で話し合われて、そして段取りを含めて決めてきたところであります。そしてまた今日も政府のほうで予定どおりということで発言があったというふうに聞いておりますけれども、まずパラリンピックをどうするかも、やはりコロナの状況ということになりますので、しっかりこの間、今、厳しい状況ではございますけれども、先ほども申し上げたようにこの対策をしっかりと講じていくということで、これからも都のコロナ情勢を、状況をしっかりと押さえていきたいというふうに考えています。