小池都知事が定例会見7月30日(全文2完)危機感を共有しながら進めていきたい
五輪は感染が増える要因では?
時事通信:時事通信の斉藤です。お願いします。知事はきのうのモニタリング会議のあとのぶら下がりで、オリンピックは自宅でのテレビ観戦で人出を下げるというふうに発言されましたけれども、同じくきのうの政府分科会の尾身会長の発言としては、感染が増える要因にオリンピックを挙げています。現に競技会場の周辺に人が集まっていたりですとか、オリンピックをやっているのだから外出や会食ぐらい構わないだろうという意識が若者を中心に広がっていると思うんですけれども、その点についての知事のご見解があればお願いします。 小池:例えばオリンピックはテレビでの視聴だと思います。このところ視聴率で20%を稼げるコンテンツというのはなかなかないというのがテレビ業界のほうでも考えておられることで、実際に20%を超える視聴率をあげているということは、とにかくテレビでご覧になっているということはそれらが示しているとおりであります。 また、それらによってステイホームにつながっているということが考えられる。最近は個人視聴率の調査などもできているわけでございますので、それらを分析すれば分かってくることではないか。ですから、オリンピックはそういう意味でステイホームに一役買ってるし、また、それが選手への声援にもつながっているというふうに思います。会場の周りにおられるといっても何万人といるわけではないと思います。数えてください。そういうことでオリンピックは皆さんに、閉塞したこの状況の中でスポーツから得られる勇気や感動ということを与えると同時に、ステイホームにも一役買ってるという考え方ではないかと思っております。 要は今、この夏の時期であります。いろいろとこの、ちょうど夏休みの期間でありますけれども、そのときにご家族で小人数で、そしていつものメンバーでこのオリンピックの選手の皆さんを応援していただく。それによって人流を下げるなどの効果が出てくればというふうに思っています。 時事通信:オリンピックの開催が外出を呼び起こす誘因になってるのではないかという指摘についてはどうお考えですか。 小池:それをむしろ分析していただければと思います。 時事通信:分かりました。 小池:最後でお願いします。