大阪府・吉村知事が定例会見1月19日(全文1)35%に達したら「まん延防止」を要請
大阪府の吉村洋文知事は19日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「基準超えたら3府県一体で「まん延防止」要請 大阪府・吉村知事が会見(2022年1月19日)」に対応しております。 【動画】基準超えたら3府県一体で「まん延防止」要請 大阪府・吉村知事が会見(2022年1月19日) ◇ ◇
新規陽性者は過去最多を更新
司会:お待たせしました。それでは定例会見を始めさせていただきます。最初に知事から説明がございます。よろしくお願いします。 吉村:本日の大阪府における新規陽性者は6000人前後、6000人超となります。正確な数字は夕方5時から発表いたしますが、過去最多を更新します。昨日が5400人でしたので日々更新する状況となっています。また先ほど3府県知事会議を行いました。兵庫県、齋藤知事、京都府、西脇知事とも話をいたしまして、やはりこの関西、京都、兵庫とも過去最多を更新するという状況になっているという、今の大阪、兵庫、京都、関西の状況です。オミクロン株の感染拡大力が非常に強いというのが共通認識であります。ですので、まん延防止等重点措置につきましても要請をする際には足並みをそろえて、3府県、京阪神一体で要請すると。その時が来たときには3府県一体で要請する、すべきだという結論となりました。 また併せて、やはりオミクロン株はこれまでのデルタ株、アルファ株と大きく性質が異なる部分があります。感染者の数は非常に多いんですけれども、重症者の数で見ると現時点では大阪の重症者の使用率は2%という状況でもあります。もちろんこれは陽性者の数がぐんとこれから増えてくる、今も増えています。
35%に達したら国にまん延防止を要請する
そこが増えてきますとハイリスクな方、もともとやはり病気をお持ちの方、基礎疾患をお持ちの方、抵抗力が非常に弱っている方、高齢者の方、社会にはさまざまな状態の方がいらっしゃいますので、そういった方が感染するとやはりオミクロン株においても肺炎が起きる、重症化するという例も当然出ています。ですので今後、陽性者数の絶対数が増えればやはり病床は逼迫してくるだろうという認識です。ここは京都、兵庫の3府県知事とも共通の認識でした。 大阪におきましては、まん延防止等重点措置を要請する基準を35%に設定しております、病床使用率です。ですので35%に達する、そういう時が来れば、これは国にまん延防止を要請いたします。そしてその際には本日、兵庫、京都の両知事ともお話をしました、3府県一体で要請をいたします。非常に感染が強い株でもあります。府民の皆さんにおかれましては、お1人お1人の感染対策の徹底をお願いします。 感染状況について少し説明をさせていただきます。やはり立ち上がりですが非常に高い立ち上がりになっています。これがデルタ株の夏の第5波です。大きいときでも約1週間当たりの前週比は2倍という状況でしたが、現状を見ますと先週は8倍でした、オミクロン株。そして今週は5.2倍と非常に高い、ほぼ垂直に近い立ち上がりになっています。これは世界で起きているオミクロン株の感染状況、また先行して沖縄等で起きましたけれども非常に似た動きをしている、オミクロン株の特性だというふうに思っています。また大阪においては都市部、大都市部ですから、人と人との接触、交流の機会っていうのは非常に多いので、やはり感染そのものについては広がりやすい状況にあるというふうに思っています。次、お願いします。 この年代別の新規陽性者の内訳ですけども、このブルーラインが20代30代です。20代30代はほぼ垂直に上がっているという状況です。それに続いて10代以下が多くなっています。そして40代、50代、60代となっていますが、それぞれの年代ともやはり上がってきているということです。夏のデルタ株のときにはこの60代以上がほとんど横ばいで上がりませんでしたが、今はオミクロンにおいては60代以上も上がってきているという特徴があります。これは感染力が強いということと、やはりワクチンの効果も弱まってきているということもあるんだろうと思っています。