【空から撮った鉄道】初の博多周辺の空撮は着陸機も絡めて
福岡空港周辺はなかなか管制区内に入れない
N700系や500系が留置している博多総合車両所の上空を那覇空港からやってきたANA1204便のボーイング737-800型機が着陸のために南下する(2021年7月27日、吉永陽一撮影)。
日本全国には特別管制区と言われる空港がいくつかあります。福岡空港もその1箇所。この管制区は、主に離着陸が頻繁で航空機が輻輳する大規模空港に設けられており、基本的には有視界飛行を行うVFR機(例えばセスナ機)は自由に飛行できません。飛行には管制からの許可が必要で、常に管制の指示のもと飛行します。VFR機である空撮用航空機(ヘリを含む)は、この区域内で撮影する場合、常に管制の指示で動きます。 特別管制区が設置されるのは軍民共用だったり国際空港だったりと忙しい空港なので、空撮するときは当日の航空交通の忙しさによって、なかなか中に入れない(区域内に入れない)こともあります(もちろん、特別管制区以外の空港でも同じことがあり得ますが)。管制の指示に従って飛行するため、こちらがこの高度と場所に今すぐ行きたいと言っても、必ずしもOKとはなりません。
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吉永陽一(写真作家)