先週の流入額上位-新規設定の「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」がトップ
国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、及びETF除く)を対象として、ウエルスアドバイザー推計値に基づいて先週(2024年12月16-20日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、SBIアセットマネジメントが20日に新規設定した「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」(愛称:S・米国高配当株式100)が596億円の純資金流入でトップとなった。同ファンドはSBI証券が単独で新規募集を行い、当初募集額はネット販社専用ファンドとしては過去最大の規模となった。 同ファンドは、米国上場の「シュワブ・米国配当株式ETF」(投資対象ETF)への投資を通じて、実質的に米国株式に投資する。投資対象ETFは、REITを除く米国株式の中から連続10年以上配当している約100銘柄を選別して組み入れ、ダウ・ジョーンズUSディビデンド100インデックスのパフォーマンスへの連動をめざす。 同ファンドのほかには、「日経225ノーロードオープン」、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」、「楽天 日本株4.3倍ブル」が新規にランクインした。順に、11月18-22日以来、12月2-6日以来、8月5-9日以来のランクインとなった。 先々週(12月9-13日)に続いてランクインしたのは、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」、「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」(愛称:世界のベスト)、「フィデリティ・グロース・オポチュニティ・ファンドDコース(毎月決算・予想分配金提示型・為替ヘッジなし)」、「東京海上・宇宙関連株式ファンド(為替ヘッジなし)」。 一方、先々週トップ10入りしていたファンドのうち、「楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド」(愛称:楽天・プラス・S&P500)、「次世代米国代表株ファンド」(愛称:メジャー・リーダー)、「楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド」(愛称:楽天・プラス・オールカントリー)、「iFreeNEXT FANG+インデックス」がランク外となった。
武石謙作