先週の流入額上位-「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」が約3カ月ぶりのトップ
国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、及びETF除く)を対象として、ウエルスアドバイザー推計値に基づいて先週(2024年11月11-15日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」が約3カ月ぶりのトップとなった。 同ファンドは467億円の純資金流入となった。先々週(11月5-8日)の2位からランクアップし、8月19-23日以来のトップとなった。同ファンドのほかには、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」、「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」(愛称:世界のベスト)、「楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド」(愛称:楽天・プラス・S&P500)、「楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)」、「ニュートン・パワー・イノベーション・ファンド(為替ヘッジなし)」(愛称:電力革命)、「楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド」(愛称:楽天・プラス・オールカントリー)が先々週に続いてトップ10入りした。 先週新たにランクインしたのは、今年初のランクインとなる「フィデリティ・グロース・オポチュニティ・ファンドDコース(毎月決算・予想分配金提示型・為替ヘッジなし)」と、15日設定の「ウエリントン・トータル・リターン債券ファンド(年1回決算型)(為替ヘッジなし)」の2ファンド。「ウエリントン・トータル・リターン債券ファンド(年1回決算型)(為替ヘッジなし)」は、外国籍ファンドへの投資を通じて、実質的に、米ドル建ての国債、社債、ハイイールド債、新興国債券などに投資する。外国籍ファンドの運用はウエリントン・マネージメント・カンパニーが担う。 一方、先々週トップ10入りしていたファンドのうち、「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」(愛称:SBI・V・S&P500)と「iFreeNEXT FANG+インデックス」がランク外となった。
武石謙作